桜 さくら SAKURA 2018ー美術館でお花見！－＠山種美術館

今年二度目の夏日ということなので、渋谷駅西口から日赤医療センター行きのバスを「東4丁目」で下車して、山種美術館に行ってきた。

展覧会は「さくら　SAKURA 2018ー美術館でお花見！－」出展作品は60点で、展覧会の構成は以下のようである。

第1章　名所の桜
第2章　花を愛でる
第3章　桜を描く

展示室内では、土田麦僊の《大原女》だけが撮影可能だった。素晴らしい出展作が多く、大変エンジョイできた。ちなみに、チラシ裏面には以下の作品が載っている。

・上村松園《桜可里》・松岡映丘《春光春衣》（画像　下掲）
・速水御舟《夜桜》
・千住博《夜桜》・小林古径《清姫のうち「入相桜」》・東山魁夷《春静》・奥村土牛《醍醐》《醍醐》は昭和38年、小林古径七回忌法要の帰りに京都に寄り、三宝院前の土塀のしだれ桜に極美を感じて、写生をしたものであるが、昭和47年に、桜の時季の来るのを待って醍醐に出かけ、制作したものである。

　絵葉書を買ってきたのは、次の5枚。

・小林古径《弥勒》＠第1章奈良県室生村の弥勒磨崖仏（大野寺）を描いた作品。土牛の言葉によれば、古径は院展に発表した当時、本作の制作には苦心し、院展に発表後も20年間この作品を手元に置き、何度も手を加えたとのこと。

・狩野常信《明皇花陣図》＠第2章　狩野常信は木挽町狩野家の2代目。父は探幽の次弟・尚信。《明皇花陣図》は玄宗皇帝に愛された楊貴妃が花を愛でる図。中国では梅の花が描かれているが、狩野派では日本流に桜の花を描いた。文化財オンライン・松岡映丘《春光春衣》＠第2章
・上村松篁《日本の花》＠第3章・加山又造《夜桜》＠第3章美術散歩　管理人　とら