完全中継 復活太陽の塔

2018年3月19日（月） 午後9:00～11:00に、120分番組「蘇る太陽の塔　閉塞する日本人へのメッセージ」を視聴して、ブログ記事を書いたばかりだったが、二日後の春分の日2018年3月21日（水）には、二部構成で「完全中継　復活太陽の塔」が放映されることになっていて驚いた。▽第１部　“縄文の怪物”が生き返った！
▽第２部　万博の熱狂とはなんだったのか

第１部 　 “縄文の怪物”が生き返った！
大阪・万博公園の「太陽の塔」が半世紀ぶりに再生され、一般公開された。そこで、この番組は、岡本太郎が科学技術の祭典の真ん中に突き刺した「縄文の怪物」の内臓ともいえる極彩色の内側に潜入した。
高さ７０メートルの「太陽の塔」の内部には、40メートルもの樹が立っている。この「生命の樹」にはかつて３００もの「生き物の造形」があったが、大阪万博閉幕後には大半が失われた。

今回の番組の第1部では、岡本太郎が人生をかけて縄文の意味を見つめて「縄文の怪物」を作りだし、それを今よみがえさせる意味を、プロジェクトリーダーである岡本太郎記念館・平野暁臣館長（空間メディアプロデューサー）↓が、再吟味した。これに対して、番組の他の出演者である漫画家・浦沢直樹さん、地域エコノミスト・藻谷浩介さん、俳優・小橋めぐみさんが、議論をしてともにその内容を深めていくというのがこの番組第一部の概要であった。番組後半には、完全に再現された「地底の太陽」が出てきた。以前の「地底の太陽」は行方不明になっていたので、残っていた古い写真を基に新しく造り直し、専門家3人（↓）の意見で修正を加えたものである。第２部　万博の熱狂とはなんだったのか

再生された「太陽の塔」には、以前のようなエスカレーターはなく、通路を登っていくことになっており、極彩色の「太陽の塔」の内部に、40メートルに達する樹、原生動物から類人猿までの多数の再生された生物を見ていくことになる。番組第２部では、２つのヴァーチャル・リアリティ画像（VR1:生命の樹、VR２：北米館）によって、大阪万博の実像を見せてくれた。

・VR1:　「生命の樹」
・VR２：北米館【出演】小橋めぐみ，平野暁臣，藻谷浩介，浦沢直樹，【アナウンサー】杉浦圭子

美術散歩　管理人　とら