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これは仁和寺と御室派のみほとけ 後期のブログ記事。
前期の記事はこちら。ぶら美の記事はこちら。 大阪・葛井寺の《千手観音坐像》の江戸時代以来の東京への出開帳が2月14日(水)に始まった。これは3月11日(日)までの後期一杯東博に出陳される。 ということで、2月15日(木)が大変暖かい日だったので、再び東博に出かけた。山手線「鶯谷駅南口」からタクシー料金410円也で東博前まで着くという軟弱な方法を覚えたので、今回もそのようにした。 同じことを考えている人が多いようで、ガラガラだった前期と違い、入館までの待ち時間20分の行列に並んだ。やっと入った場内も大混雑だった。 このことを予期していたので、後期に見逃せないものをあらかじめメモしておいた。このメモに従って見ていったので、それほど時間はかからなかった。 【第1会場】 ・《宇多法皇像》室町時代・15世紀 仁和寺 ・国宝《宝相華迦陵頻伽蒔絵冊子箱》平安時代・10世紀 ・狩野種奏《彦火々出尊絵 巻六》江戸時代・17世紀 福井・明通寺 海幸彦と山幸彦の古代神話に取材した絵巻。原本は平安時代末、後白河院の周辺で制作され、後に若狭(福井県)の古刹・明通寺に伝えられたと考えられている。本作は江戸時代初め、小浜藩主酒井忠勝が絵巻を召し上げた際に、狩野派の絵師に命じて作らせた副本。後期には、姫の懐妊を知った龍王が船の舳先に載って地上に急がせる様子(↓)が活き活きと描かれている。 ・《鳥獣戯画 丁巻》江戸時代・18~19世紀 仁和寺 鳥獣戯画丁巻(高山寺)写本 ・国宝《千手観音坐像》奈良時代・8世紀 大阪・葛井寺 8世紀半ばごろの作。八稜形框上に宝瓶を据えた五重蓮華座上に坐し、頂上仏面を含めた像高は144.2cm。 胸前で合掌する2本の手を中心に1039本(葛井寺ホームページ)あるいは1041本(展覧会チラシ)の大小の脇手が円形に展開している。合掌する本手を含む本体は脱活乾漆法で造られ、これに木心乾漆の大小手(脇手)を組み合わせた構造で、X線透視による内部調査では天平前期乾漆像の特徴を示している。 日本に現存する千手観音像としては最古のものの一つ。彫像の千手観音像は40本(合掌手2本を合わせて42本)の手で「千手」を代表させるものが多いが、本像のように実際に千本の手を表現する千手観音像は少ない。 会場では、多くの観客がこの千手観音に合掌していた。 【第2会場】 ・狩野孝信《牡丹図襖》江戸時代・慶長18年(1613)仁和寺(下賜) ・《観音堂立像群》江戸時代・17世紀 仁和寺 立像は向って左(西)から左(東)に向って次の順序で並んでいることを壁のパネル(↓)で確認した。なお下記の立像のうち、番号を付けたものは「二十八部衆」である。 ・02 摩獣羅伽王 ・03 五部淨居天 ・04 緊那羅王 ・05 乾闥婆王 ・06 婆薮仙人 ・08 金色孔雀王 ・09 散脂大将 ・10 沙迦羅明王 ・11 毘婆迦羅王 ・12 持国天 ・13 多聞天 ・14 梵天 ・降三世明王 ・千手観音菩薩 ・不動明王 ・15 広目天 ・16 増長天 ・17 帝釈天 ・18 金毘羅王 ・19 阿修羅王 ・20 大弁功徳天 ・21 摩和羅女 ・22 摩醯首羅王 ・23 満善車王 ・24 難陀龍王 ・26 迦楼羅王 ・28 神母天 ・風神 ・高精細写真(観音堂立像群の西・南・東の回廊に貼付)【参考】 ここでは1月23日(火)~2月18日(日)、「展示作品の一部が撮影可能!」という情報が入っていたからである。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2018-02-16 16:33
| 仏像
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