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Bunkamuraザ・ミュージアムで1月6日から開かれている「神聖ローマ帝国ルドルフ2世の驚異の世界展」に、1月7日に行ってきた。
これが2018年の美術散歩のスタート。 1.プラハ Pragh ・ハンス・アーヘン作のコピー《ハプスブルグ家、神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世の肖像》1600年頃 スコークロステル城 宮廷画家ハンス・フォン・フォン・アーヘンがルドルフ2世を描いた肖像画の模写。芸術と学問を愛した皇帝の実像が垣間見える。 ![]() ルドルフ2世は政治的・宗教的には無能だったが、ルドルフ2世のプラハには芸術家や科学者、錬金術師などが集まり、中欧最大の文化都市として栄えた。 2.天文学 Astronomy ・作者不詳《デンマークの天文学者ティコプラーエの肖像》1596年 スコークロステル城 ![]() ・作者不詳《バベルの塔》1575-99年頃 コルトレイク市美術館 バベルの塔は旧約聖書「創世記」に登場する天まで届く塔。この建築を企てた人間の高慢さを表す主題として様々な絵画に描かれている。人間はの戒めを表すこのテーマは、宗教改革に揺れたルドルフ2世の時代の不穏な空気を伝えている。 ![]() ルドルフ2世は、珍しい馬や、欧州にはいなかった猿、今では絶滅した鳥ドードーなど、さかざまな動物を収集し、動物園も作った。 ・ルーラント・サーフェリー《動物に音楽を聞かせるオルフェウス》1625年 プラハ国立博物館 ルドルフ2世は生きた動物も収集し、動物園を所有していた。宮廷画家サーフェリーが描いたこの画には、ライオン・ダチョウ・コンゴーインコなど多種多様な動物が描かれており、ルドルフ2世の動物園の様子が想像される。 ![]() ・ルーラント・サーフェリ―《2頭の馬と馬丁たち》1628年頃 コルトレイク市美術館 白馬のたてがみが異常に長い。 ![]() ルドルフ2世が敬愛した「ピーテル・ブリューゲル」の次男で、花の静物画の名手ヤン・ブリューゲル(父)が描いた。この花卉画には、チューリップ・アイリス・スイセン・リリーなどの色とりどりの花だけでなく、そこに宿るさまざまな昆虫も細やかに描き込まれている。 ![]() 宮廷画家ヨ―リス・フーフナーヘルが描いた細密画。繊細かつ装飾的な昆虫たちの姿に驚嘆させられる。ルドルフ2世の「小さきもの=昆虫」へ向けられた眼差しを窺い知ることができる。 ![]() ・ジュセッペ・アンチボルド《ウェルトゥムスとしての皇帝ルドルフ2世像》1591年 スコークロステル城 本作は年老いた画家が晩年イタリアに帰郷してから制作し、ルドルフ2世に贈った作品。「ウェルトゥムス」とは花や果実、季節の移ろいを司るローマ神話の神のこと。アルチンボルドは、皇帝の権威と威厳を視覚的に表現するためにルドルフ2世を神の姿で描いた。延べ67種類の花や野菜、果物で形作られたルドルフ2世は、一見奇怪で怪物のように見えるが、描かれた本人は怒るどころか賞賛したという。ルドルフ2世の教養の深さとアルチンボルドに対する信頼が窺われる。 ![]() 【魅惑の宮廷画家たち】 ・ハンス・フォン・アーヘン《パリスの審判》1588年 シャルトリューズ美術館 ![]() ギリシャ神話の英雄ヘラクレスと彼が仕えたリディアの女王オムパレ。二人は恋人同士として互いの衣服を交換した姿で様々な絵画作品に登場する。ルドルフ2世の宮廷画家バルトロメウス・スプランヘルは、優美な装飾性と大胆な官能性で2人を描いている。 ![]() ![]() ルドルフ2世は、名だたる芸術家たちをプラハの宮廷に集め、芸術作品や科学機器、自然物を収集した。あらゆるものを手にしようとするルドルフ2世の好奇心は、世界を凝縮した「驚異の部屋」に現れている ・作者不詳《貝の杯》1577年 スコークロステル城 貝殻・銅 ![]() ![]() 銅に鍍金、彫金・鋳造・鍍金がなされたブロンズ、銀・鉄・銅の上にエナメル ![]() ![]() アストロラーぺは、天文学や占星術、航海術などで用いいる天体観測器。天文学や占星術に関心の深かったルドルフ2世は、ティコ・プラーエとヨハネス・ケプラーをお抱えの天文学者として雇用。この二人の出会いがその後の天文学を科学的な地平はと導く重要な役割を果たした。 ![]() ![]() ■
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by cardiacsurgery
| 2018-01-08 00:01
| 国外アート
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