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「あこがれの明清絵画 第1報 @静嘉堂文庫美術館」では、以下の10作品について述べた。
・李士達《秋景山水図》明 万暦46年(1618) ・張瑞図《秋景山水図》明 17世紀 ・王建章《米法山水図》明 天啓7年(1627) ・余崧《百花図巻》清 乾隆60年(1795) ・藍瑛《秋景山水図》明 崇禎11年(1638) ・谷文晁《藍瑛筆 秋景山水図摸本》江戸(18~19世紀) ・沈南蘋《老圃秋容図》清 雍正9年(1731) ・谷文晁派《沈南蘋筆 老圃秋容図粉本》江戸(18~19世紀) ・張瑞図《草書五言律詩》明 17世紀 ・王鐸《臨王羲之得信帖》清 順治6年(1649) この「あこがれの明清絵画 第2報 @静嘉堂文庫美術館」では、次の14作品(+1摸本)について述べることとする。 ・張翬《山水図》明 15世紀 前景に大樹と茅葺の東屋を描き、その中に一人の文人が坐して手に書物を持っている。中景には険峻な丘壑が聳え立ち、その背後にはさらに遠山が連なっている。 ![]() ![]() 二株の牡丹を水墨で描いている。花は潤い豊かな淡墨を用いて開花の各段階を描き、花芯部分には中墨、蕊には濃墨点を施している。濃墨の枝は拡大図(↓↓↓)に見られるようににじみを伴っており、柔らかな新芽が添えられている。 ![]() 太湖石・白菊・笹・兎か、異なる描法で描き分けられている、兎の身体では、擦れを伴う隅の毛描きに点描を交えて、やや硬い毛の質感を表し、さらの臙脂色の毛描きを加えている。 ![]() ![]() 水辺の芦の間を無数の雁が群れ飛ぶ様子が描かれている。 ![]() ![]() ![]() 渓流沿いの岩場に生える老木につがいの雉が寄り添い、上方に4羽、下方に2羽のシロガシラがさえずっている。白梅が香り、椿も咲く華やかな画面である。落款はないが、作風は呂紀のそれに似ている。 ![]() 本画冊は、草花・花木・果蔬・小禽を、鮮やかな色彩と丁寧な筆致で描き、自ら題詩を添えた十六葉からなる。 ![]() 北宋の華北山水画の大観的な画面構成にならっている。ブロックごとに分割されたような岩や山塊も、李成や郭熙の雲形の岩の描き方を意識している。 ![]() 驟雨に襲われた旅人の姿を絹本に描いた着色の密画。 ![]() ![]() ![]() 本作は張瑞図の代表作の一つ。デフォルメした山々がうねるように画面上部へと伸びている。山は、淡い面・柔らかな線描・にじみや・濃墨の使用による多様な筆遣いが効果的に使い分けられ、自然の強さを感じさせる。 ![]() ![]() 陳曽則は明末清初の画家で、「蘭竹画」をよくしたと伝えられている。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ・「姉妹硯」 1.《龍馬負図硯 端渓石》明~清 17世紀 古代中国における伝説上の瑞祥である「河図洛書」のうち「河図」を表現した意匠の硯。墨池には、巻物を背負った二本の角を持つ龍馬が渦巻く波濤の中を疾駆する姿を表す。硯額から硯縁には細緻な水波紋を刻み、八方に八卦紋を配している。 ![]() 古代中国における伝説上の瑞祥である「河図洛書」のうち「洛書」を表現した意匠の硯。本作は、墨池に五神山と楼閣、硯縁に雷紋、側面に逆巻く波濤の中に住む大魚や麒麟のような霊獣、龍や亀、海馬や龍頭の魚を浅く彫り出している。 ![]()
by cardiacsurgery
| 2017-12-01 22:52
| 東洋アート
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