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運慶展の予習は済ませてあったので、展覧会初日に見に行ってきた。
良かったことは、主な仏像は背部も見られっように、展示されていたことであり、他方改善の余地があると思われたのは、展示室が暗いことである。 今回出展されている運慶作の可能性の高い仏像は、以下の22体である。 そのうち●の付いたものは既に観た記憶がある仏像であるが、運慶の作品は何回見てもこれで十分ということはない。 ●1.重文 運慶《大日如来坐像》 12~13世紀 栃木・光得寺(↓、↓↓右) ●2.重文 運慶《大日如来坐像》 12~13世紀 東京・真如苑(↓左) X線撮影で、五輪塔形も扁平な角柱を中心に、五輪塔形舎利容器、連台に乗った水晶球が密閉された像内に納入されていることが判明している。 ●3.重文 運慶《大威徳明王坐像》 建保4年(1216) 神奈川・光明院 ●4.重文 運慶《不動明王立像》 文治5年(1189) 神奈川・浄楽寺(↓右下) 5.重文 運慶《観音菩薩立像》 文治5年(1189) 神奈川・浄楽寺(↓右上) 6.重文 運慶《阿弥陀如来坐像》 文治5年(1189) 神奈川・浄楽寺(↓中央) 7.重文 運慶《勢至菩薩立像》 文治5年(1189) 神奈川・浄楽寺(↓左上) ●8.重文 運慶《毘沙門天立像》 文治5年(1189) 神奈川・浄楽寺(↓左下) 9.国宝 運慶《毘沙門天立像》 文治2年(1186)静岡・願成就院 ●10.重文 運慶・湛慶《聖観音菩薩立像》 正治3年(1201)頃 愛知・瀧山寺 この仏頭は2004年の「興福寺国宝展」でも見ていたが、その時の図録にはには運慶作とはなっておらず、作者としては成朝・康慶・運慶など南都を代表する仏師の名が挙げられるが、この現状から作者を特定することはむずかしい」と説明されていた。 ところが、「これが運慶作である」とのヒントが、興福寺の年中行事などをまとめた「類聚世要抄」にあった。 それには、興福寺の別当・信円の日記を引用して、「文治2年(1186)正月廿八日の日付で新しい仏像が西金堂に運ばれ、これに対して大仏師運慶は僧侶に読経させ、褒美として馬一頭が与えられた」と記されていたのである。 このことが横内裕人氏(元東大寺図書館研究員、現京都府立大教授)の論文「類聚世要抄に見える鎌倉期興福寺再建ー運慶・陳和卿の新資料。2007年3月 仏教芸術」に出たため、「新しい運慶仏の確認」として一躍有名になった。 ●15.国宝 運慶・運賀《無着菩薩立像》 建暦2年(1212)頃 奈良・興福寺(↓、↓↓右) 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2017-09-27 10:33
| 仏像
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