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出光美術館で開催中の「江戸の琳派芸術」を見てきた。
1.光琳へのまなざし‐〈江戸琳派〉が〈琳派〉であること 酒井抱一は、尾形光琳に代表される京の〈琳派〉のスタイルに傾倒し、自分の制作活動のよりどころとした。この章では、抱一のこのような光琳芸術の受容と再創造を見ていくことになっていた。 ・酒井抱一《風神雷神図屏風》:再見。俵屋宗達の《風神雷神図屏風》はおよそ百年後に尾形光琳によって模写され、さらに百年後に描かれたのが酒井抱一のこの屏風絵である。 ![]() ![]() ![]() 抱一や其一が生きた江戸時代は、江戸という都市文化が自我に目覚めた時代であり、もはや京の都の真似ごとではない新奇な画題や表現を取り入れ、季節や気象の微細な変化に応じて軽妙に描き出す必要があった。 ・鈴木其一《秋草図屏風》:銀地に描かれているのは、萩・薄・撫子・女郎花・藤袴・朝顔なの花。画面上部の色紙型には万葉集で山上憶良が秋の七草について詠んだ二首が記されている。 ![]() ![]() 江戸の酒井家藩邸に生まれた抱一は、吉原に遊び、浮世絵や俳諧・狂歌といった文化に親しく触れていた。この経験が抱一の芸術の基礎を築いた。 ・酒井抱一《遊女と禿》:画面上部には、戯作者「太田南畝」の狂詩と、遊女のモデルである五明楼扇屋の「華扇」が自らしたためた賛文が認められる。この絵は抱一27歳の時で、師の「歌川豊春」の肉筆画と見まがうほどの出来である。 ![]() 立葵は尾形光琳・乾山兄弟がしばしば取り上げていた題材であり、彼らの忌月である旧暦六月を代表する花が立葵であったことから、彼らを慕う〈江戸琳派〉の画家たちにとって立葵は泉下の師に供える花として特別な意味をもっていた。 ![]() 鮮烈な色彩と明解な画面構成を有する其一の作品には、抱一よりも強い光琳志向を感じさせるものがある。 ・酒井抱一《十二ヵ月花鳥図貼付屏風》:これは今回のお気に入り。絵葉書を2枚買ってきた(↓↓、10月は柿にメジロ。9月は菊にシジュウカラ?)。 ![]() ![]() ![]() ![]() 【参照】琳派に関するホームページとブログ ・Rimpa展 @東京国立近代美術館 2004 ・日本の美「琳派展」2004 @日本橋三越 2004 ・風神雷神図屏風@出光美術館 2006 ・神坂雪佳 京琳派ルネサンス @細見美術館 2007 ・対決 (巨匠たちの日本美術(後期) @東京国立博物館 平成館 2008 ・対決 巨匠たちの日本美術(最終週) @東京国立博物館 平成館2008・8 ・大琳派展ー継承と変奏(第1週) @東京国立博物館 2008 ・琳派から日本画へ 宗達・抱一・観山 @山種美術館 2008 ・大琳派展ー継承と変奏(最終日) @東京国立博物館 2008 ・雷神の稲妻:その継承と変奏 @国宝天神さま展 & 大琳派展 2008 ・加山又造展 @国立新美術館 2009 ・日本の美と出会うー琳派・若冲・数寄の心 @日本橋高島屋 2009 ・酒井抱一と江戸琳派の全貌 @千葉市美術館 2011 ・KORIN展 @根津美術館 2012 ・月光写す銀の粋ー酒井抱一@NHK BSプレミアム 2012@東京国立博物館 ・酒井抱一《秋夏草図屏風》・《四季花鳥図巻》など @東京国立博物館 2013 ・美の競演 京都画壇と神坂雪佳 @横浜高島屋ギャラリー 2013 ・日本・東洋 美の遺産展 @岡田美術館 2013 ・RIMPA 岡田美術館所蔵 琳派名品展 @日本橋三越 2015 ・京都・細見美術館 琳派のきらめき@日本橋高島屋 2015 ・金銀の系譜ー宗達・光琳・抱一をめぐる美の世界 @静嘉堂文庫美術館 2015 ・鈴木其一 @サントリー美術館 2016
by cardiacsurgery
| 2017-09-22 21:37
| 江戸絵画(浮世絵以外)
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