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2017年4月23日の12時45分から、90分のNHK・BSプレミアムでドキュメンタリー「草間彌生 わたしの富士山~浮世絵版画への挑戦」の再放送を見た。
初回放送は2015年1月1日(元旦)だったとのことである(参考)。 今回、水玉や網目模様でおなじみの前衛芸術家・草間彌生が浮世絵版画に初挑戦した。テーマは世界文化遺産に登録された日本の象徴「富士山」である。 ![]() 最初に、草間は大きな「富士山」の油彩画を描く。草間は椅子から立ち上がり、大画面の周囲を動きながら、富士の稜線・頂上の噴火口・裾野の家々を描き、空には笑う太陽を加え、青空を大小さまざまな白い水玉で埋めていく。 悠々と裾野を広げて聳え立つ独立峰の存在感や溢れる生命力が伝わってくる油彩画が出来上がった。 草間は、完成した大画面油彩画《富士山》を「アダチ版画研究所所長」に見せて、《草間富士山》木版画制作の可能性を聴く。 「アダチ版画研究所」は、「木版画の大きさ限界」について草間に説明し、できるだけ大きい版木や紙を用意して、木版画《草間富士山》30.3×90.0 cmを制作することとなった。 番組では、この木版画制作の詳細が紹介された。 表情の違う水玉を彫りわける彫師の腕の見せどころであるが、この水玉の彫りは若手彫師の岸に任された。青空を覆い尽くす14,685個に及ぶ草間のトレードマークの水玉が彫りあがった。 富士山の輪郭や笑う太陽は別の彫師が担当した。 人間国宝・岩野市兵衛が特別に漉いた、紗漉き最大限の大きさの和紙(越前生漉奉書)が用いられ、若手摺師の京増が調合した木版画独自の鮮やかな色彩で摺り上げた。 当初は、草間の大油彩画《富士山》を手本にした木版画《草間富士山》だけを制作するはずであったが、「アダチ版画研究所」の現場からの意見で色変わりの木版画《草間富士山》が試作された。「アダチ版画研究所所長」がおそるおそる草間に何枚かの色変わり版画を見せたところ、草間はその出来栄えに感心し、この《色変わり草間富士山》を制作することとなった。 制作された《色変わり草間富士山》は7色で、感動した草間が7色それぞれの色変わり版画に即興で詩を詠んだ。 赤富士:生命は限りもなく、宇宙に燃え上って行く時 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2017-04-23 22:07
| 浮世絵
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