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日本の「いちご」には、①公的機関が開発した「いちご」と ②種苗メーカーが開発した「いちご」 がある(参照)が、ここで取り上げるのは「①のみである」ことを前もってお断りしておきたい。また、各品種の「糖度」および「酸度」については、ネット上に情報発信されている信頼すべき検査機関のものを採用したが、これらは採取年度や採取時季によって異なるものであるから、あくまで参考データに過ぎないものである。米(穀物検定協会)や食肉(食肉科学技術研究所)のような公正な検定機関ができないものだろうか。
日本の「いちご」のほとんどは11 - 4月に生産されており、今はその旬の終わりに近い。私もいちご好きで、今シーズン楽しんだ品種では、下記の4つが記憶に残っている。 とちおとめ:1996年に品種登録。日本のいちごのトップブランド。 美しい形、鮮やかな赤、そして果汁たっぷりの豊かな味わい。糖度9.3%、酸度0.67%。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ・とよのか :1984年 福岡県久留米市生まれ。昭和58年5月品種登録された。酸味が少なく大粒で甘い(粒が大きいほうが甘い)。1980年代から1990年代後期までは『東の女峰、西のとよのか』と呼ば、二大勢力の一つであった。2017年現在では売れ筋こそ後続のより大粒な品種に奪われているが、スーパー等でよく目にする定番の品種。糖度12~15%、 酸度0.65~0.70%。 ・女峰:1985年 栃木県生まれ。糖度が極めて高く酸味も適度にあり、甘酸っぱい味が特徴。さらには色が鮮やかで外観がよいといった見栄えする点から、ショートケーキ等に向けた業務用イチゴとしても使われていた。糖度8~10% 、酸度0.70~0.75% 、平均果重12~13g。 ・章姫(あきひめ):1992年 静岡市生まれ。女峰より大きく、細長い形をしている。 果皮はやわらかめ。酸味が少なくジューシーで甘い。基本的に果皮が鮮やかな紅色だが、あまり濃いほうではない。糖度は高く(10~15%)、酸度は少ない(0.5-0.6%程度)、平均果重18g。「章姫」=「久能早生」×「女峰」で、静岡県の主力品種「紅ほっぺ」=「章姫」×「さちのか」。 ![]() ・雷峰: 1992年生まれ。 甘みと酸味のバランスがよく、食味良好で果肉が硬く日持ちがよい。糖度8~10%、 酸度1.4%程度。 ・レッドパール :1993年 愛媛県生まれ。とちひめ同様中まで赤い。ケーキ、高級菓子用。 ・アスカウェイブ :1994年 奈良県生まれ。赤みが強く、甘みと酸味のバランスがよい。糖度8~10%、酸度0.5%程度。 ・あかねっ娘 :1994年 愛知県生まれ。大粒で桃の形に似ていることから「ももいちご」と呼ばれる。糖度9~15%(酸味少ない) 最大果重80g。 ・えちごひめ:1996年 新潟県生まれ。糖度が高く、種子が果肉に埋もれることから美しい外観を持つ反面、果肉が柔らかいため輸送性に劣る。糖度10~11%、酸度0.5%前後。 ・とちおとめ: 1996年 栃木県生まれ。従来の二大勢力であった「とよのか」や「女峰」に代わり日本一の生産量を誇る。糖度9.3%、酸度0.67%、平均果重約15g。 ・アスカルビー: 2000年 奈良県生まれ。果実は円錐形で赤く艶があり甘みも強い。宝石のように見えることからこの名が付いた。糖度12~15%(酸味あり)。 ・さちのか: 2000年佐賀県生まれ。 糖度(平均糖度10%)が高くて、酸度は低い(平均酸度0.59%)。果実は硬めで日持ちがよい。 平均果重16.8g。 ・さがほのか 2001年 佐賀県生まれ。佐賀県生産の 9割のシェア。 糖度11.5%。 ・とちひめ 2001年 栃木県生まれ。中まで色が赤く甘さが強い、果実が軟らかいため観光イチゴ狩り用。平均糖度8.7%、平均酸度0.71%。 ・アマテラス 2002年 福岡県生まれ。果実は円錐形でかなり大きい。大型の施設栽培に向く品種である。ネット通販などで人気。 ・あまおう 2003年 福岡県生まれ。「あ」かい、「ま」るい、「お」おきい、「う」まいの頭文字をとって名づけられた品種。糖度9.9%、酸度0.74%、一粒40gにもなるが、平均果重は20~28g。なお、「あまおう」は全国農業協同組合連合会の登録商標で、「あまおう」を栽培・販売できるのは福岡県内の生産者だけ。 ・紅ほっぺ 2002年 静岡県生まれ。親の掛け合わせは「章姫(あきひめ)」×「さちのか」。「紅ほっぺ」 は、「章姫」と比較し、果心の色が淡赤・花房当たりの花数が少なく、「さちのか」と比較して、小葉が大きく・果実が大きく・花柄が長い。糖度は平均して9.7%、酸度は0.78%。いちごの中では糖度が高いが、酸度も高い。 ・サマープリンセス 2003年 長野県生まれ。色や光沢のよい夏イチゴ(四季成りいちご)だが、実が柔らかくて輸送に向かない。 糖度7~11%、 酸度0.8~0.9%、 平均果重10g。 ・エッチエス138 2004年 北海道生まれ。実肉が硬く暑さに強い、日持ち性・輸送性に優れる夏イチゴ。四季成り。糖度は8.9%とやや低いが、酸度も0.75%。 ・夏娘 (カレイニャ) 2004年 北海道生まれ。糖度は高いが、表皮の色が斑で光沢が少なく軟らかい夏イチゴ(四季成り)。糖度は高く、酸度はやや低い。 ・やよいひめ 2005年 群馬県生まれ。果実が大果でかつ果肉がしっかりして日持ちが良い。食味は酸味まろやかで、糖度は高くジューシーである。果色は明るく、高温期に黒ずむことが無い。 平均 糖度9%、平均酸度0.7%。 ・ペチカ(ペチカプライム) 2007年北海道生まれ。甘みが控えめで見栄えのよい四季成りイチゴ。夏場の端境期に出荷され、香りが多くケーキ用として輸入品に対抗。平均糖度8.8%、平均酸度0.9%。 ・もういっこ 2008年 宮城県農業・園芸総合研究所が、独自の育成系統「MN3」に「さちのか」を交配して育成。「MN3」は「女峰×しずたから」×「女峰」の掛け合わせ。サイズが大きく円錐形で、果皮は鮮やかな紅色。果肉も淡い赤色。甘酸適和のスッキリとした甘さで、果肉はしっかりしていて日持ちがよい。糖度8.7%、酸度0.59%。 ![]() ・和田初こい(初恋の香り) 2009年生まれ。 果皮の色は淡紅で熟しても赤くならないイチゴ。実は大きく、香り高い。甘酸のバランスが良い。 ・桜桃壱号 (桜桃苺) 2015年 福岡県生まれ。果実の大きさは極大。果実の縦横比は同等、果実の形は円錐形。ネット通販などで人気。 ・チーバベリー 2015年 千葉県生まれ。大粒で果汁が多く、うどんこ病に強い。 ・ダイアモンドベリー 品種登録出願中。 福岡の生産者が育成。実は大きめで促成栽培に向いている。 ・咲姫 (サキヒメ) 品種登録出願中。 佐賀県の生産者が育成。果実は大果で、糖度が高く酸味が少ないため、クランベリーのようなジューシーな味わいが特徴。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2017-04-15 07:00
| アート一般
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