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1《大和美人図》 明治17-19年 紙本着彩 個人蔵 京都国立博物館寄託
弟子コンダーの目前で60日かけて描いて贈ったもの。両美人の着物、背景の耕作図、几帳の模様の細密描写が注目される。2《北海道人樹下午睡図(武四郎涅槃図)》 明治19年 絹本着彩 松浦武四郎記念館蔵 釈迦に見立てて横臥しているのは蝦夷地探険家で北海道の名付け親である「松浦武四郎」。本図は武四郎の依頼により暁斎が描いた。武四郎にすがりつくのは婦人。上の祭壇には彼の収集品が並んでいる。3《枯木寒鴉図》 明治14年 絹本墨画 榮太樓總本鋪蔵 第二回内国勧業博覧会で妙技二等賞を受賞した作品。この鴉の絵に100円という法外な値を付けたので、係員が驚いて「高すぎるのでは」と云った。暁斎は「これは鴉一羽の値段ではなく、この数十年絵のために努力した価格だ」と答えたという。榮太樓主人がこの値段で買って評判になった。4《釈迦如来図》 明治9年 絹本着彩 ギメ美術館蔵 エミール・ギメが来日した際に河鍋暁斎からプレゼントされた肉筆画。キリストのような髪や顔、伸びた爪、透けて見える肋骨、赤の衣、金と青の光背。ギメが驚嘆したということは容易に納得できる。5《山姥図》 明治17年頃 絹本着彩 東京国立博物館蔵 この絵の山姥は能の演目と金太郎の母の伝承の両者を題材にしたもの。この絵の女は若くて美しいが、鬼女に変身する可能性を秘めている。赤子の金太郎に白熊や猿が飛びついている。6《河竹黙阿弥作「漂流奇譚西洋劇」パリス劇場表掛りの図》 明治12年 絹本着彩 GAS MUSEUM がす資料館蔵 新富座上演「漂流奇譚西洋劇」の宣伝のために描かれた絹張り行灯絵。7《地獄大夫と一休》 明治4-22年 絹本着彩・金泥 ゴールドマン・コレクション蔵 これは歌川派が得意とする主題だが、暁斎は狩野派仕込みの迷いのない線で細密に表現している。8《百鬼夜行図屏風》 明治4-22年 紙本着彩・金砂子 ゴールドマン・コレクション蔵 室町時代の《百鬼夜行絵巻》以来の伝統を踏まえ、そこにスピード感をくわえて独自の異形の世界を作り出している。夜間は妖怪たちの天下だが、太陽が昇ると、妖怪たちは退散せざるをえない。9《鬼を蹴り上げる鍾馗》 明治4-22年 紙本淡彩 ゴールドマン・コレクション蔵 正義の象徴の鍾馗が鬼を力任せに蹴り飛ばしている。その姿から暁斎の逆転の発想と諧謔の精神をうかがい知ることができる。10《地獄極楽図》 明治時代(19世紀後半) 綿布着彩 東京国立博物館蔵 奪衣婆に衣服を剥がされた亡者(右上)が閻魔大王の前で審判を受け(中央)、さまざまな責め苦を受けながら、最後に地蔵に救われる光景(左上)が描かれている。番外《東京府獄屋の図》 暁斎画談(1887年刊) 明治3年10月6日、俳諧師・其角堂雨雀が不忍弁天の境内にある長酡亭で開いた書画会の席上で狂齋が描いた戯画が問題視され、狂齋は逮捕投獄された。狂齋は不潔な牢内で重い皮膚病に罹り、一時釈放されたが、再入牢させられ、明治4年1月30日に笞50の刑を受けた後に放免された。この後、号を「狂齋」から「暁斎」に改めたが、投獄された不潔な牢獄の様子を描いて、版画として「暁斎画談」に残している。【参考】 ・曽我蕭白 傑作⒑選 ⇒ こちら ・円山応挙 傑作⒑選 ⇒ こちら ・速水御舟 傑作⒑選 ⇒ こちら ・セザンヌ 傑作⒑選 ⇒ こちら ・富士山 傑作⒑選 ⇒ こちら 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2017-02-25 22:18
| 浮世絵
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