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この「北斎の帰還ー幻の絵巻と名品コレクション」は「すみだ北斎美術館開館記念展」の第一弾である。
これは、今回の「北斎の帰還」展には「ピーター・モースコレクションや楢崎宗重コレクション」からは出展されないということを意味している。いわば出し惜しみである。 それはともかく、「北斎の帰還」展もすでに後期に入っているので、前期の混雑は解消しているだろうと予測して「すみだ北斎美術館」を覗いてみた。 都営地下鉄両国駅から北斎通りを歩いて10分ぐらいだろうか。近代的な外観の美術館に着く。 その後、本棟のエレベーターで4階へ。ちなみに、1階と3~4階との連絡はこのエレベーターのみで階段がないので、緊急時には大問題が発生する可能性がある。区立美術館のような公共性の高い建物で「非常階段がない」ことは消防法上許されるのだろうか?(参照) 4階の「企画展示室」に展示されていたのは「序章:北斎のイメージ」と「第1章:北斎の描いたすみだ」。一旦企画展示室を出て、別な入口から「常設展示室」に入りなおすという分かりにくい構造である。 3階の企画展示室では「第2章:幻の絵巻ー隅田川両眼景色図巻」(参照)と「第3章:名品ハイライト」が展示されていた。 《隅田川両眼景色図巻》は、舟で吉原へ向かうコースとなっていた柳橋から山谷堀までの隅田川の両岸・日本堤・吉原遊郭・遊郭の室内を描いた肉筆画。最後には落語中興の祖である烏亭焉馬(うていえんば)の狂文も掲載されている。これは、焉馬が注文し、相生町(両国一~四丁目・緑一丁目の一部)の焉馬の自宅で描かれた墨田区にゆかりの深い作品で、明治期にはフランスで浮世絵商を営んでいた林忠正が所蔵していたが、約100年ぶりに里帰りした。 名品ハイライトでのマイベストは肉筆画《柳に燕図》天保10年(1839)。 設計されたのは建築家・妹島和世氏ということだが、トイレは観客にとって必須の設備。これがこのように前世紀的設備なのである。 小学校でいまだに和式トイレが多いことが、社会的な問題になっている。その理由は予算不足であるとのことである(参照)。「すみだ北斎美術館」の事業主体である「墨田区」もそれほど予算不足なのだろうか。 4階の常設展会場で撮った写真は、以下の3枚(#1~#3)。 #1.須佐之男命厄神退治之図 推定復元図。会場内でこの復元プロジェクトのビデオが見られたが、図内の厄神の説明がなかったのは残念。 #2.北斎とお栄:紙屑が散らかっており、北斎の手が動く模型。
by cardiacsurgery
| 2016-12-23 18:43
| 浮世絵
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