記事ランキング
ブログパーツ
最新のトラックバック
外部リンク
以前の記事
2021年 01月 2020年 11月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 more... カテゴリ
全体
国外アート 西洋中世美術 ルネサンス バロック 印象派 印象派後期 現代アート(国外) 東洋アート 仏像 国内アート 江戸絵画(浮世絵以外) 浮世絵 近代日本美術 戦争画 現代アート(国内) アート一般 書籍 音楽 映画・写真 講演会 北海道の鈴 東北の鈴 関東の鈴 中部の鈴 関西の鈴 中四国の鈴 九州の鈴 ヨーロッパのベル アジアのベル アメリカのベル オーストラリアのベル 未分類 フォロー中のブログ
検索
その他のジャンル
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
現在、京都で二つの若冲展が開かれている。一つは京博の特集陳列「生誕300年 伊藤若冲」、もう一つは相国寺承天閣美術館の「伊藤若冲展 後期 」で、こちらには本邦初公開 の《鸚鵡牡丹図》が登場している。
そこでメモを残しておきたいと思ったが、残念ながら記憶は限られている。以下順序不同のメモである。 ゲストは若冲ファンの生物学者(福岡伸一氏)と女性作家 ・京都・信行寺の《花卉図天井画》:200年間一般公開されてこなかった“幻の天井画”。合計167の格子面に、牡丹、菊、梅、朝顔などの花が描かれている。 1771年に錦市場が奉行所から営業停止に追い込まれるという事態が発生したが、このとき50代後半の若冲は数年間絵を描かずに、錦市場の町衆としてその撤回に向けて奔走し、策を練り交渉にあたった。番組では、若冲のコレクターとして有名なジョー・プライスさんがエツコ夫人とともに錦市場を訪れ、あちこちに若冲ゆかりの品物(例えば若冲が描いた”虎”の置物)が置かれていることを見て、感無量のようだった。 ・大坂に木村蒹葭堂が主宰するサロンのような集まりがあり、奇石や貝類の標本など、博物学的なものが集まっていた。若冲はそこに出入りをしてそれらを実見して、自分の絵に生かしていた。 それを表す何よりのものは《五百羅漢像石仏》。当初は1000体以上だったが、現存しているのは約500体である。 《象と鯨図屏風》(1795)MIHO MUSEUM蔵:石峰寺の門前で生み出された。左隻に潮を吹く鯨の黒く巨大な背、右隻に不思議な造形の白象を描く、大胆な構図の作品で、若冲に特有の筋目描きによる。落款に「米斗翁八十二歳画」とあるが、若冲が自分の描いた画を米一斗と交換していた。 《飛燕図断片》愛媛県四国中央市・定蓮寺蔵: これは四国・香川県の金刀比羅宮にある若冲の《花丸図》明和元年(1764)(↓)が修復された際に、一緒になっていた《飛燕図》が汚れていたため棄てられたものであるが、この断片が定蓮寺に残っていた。 公開されるのは「飛燕図断片」5点。最大で横20センチ、縦13センチほど。1764年に若冲が金刀比羅宮奥書院に柳とツバメを描いた障壁画「垂柳図」の一部とみられる。「捨てる神あれば拾う神あり」というところだろうか。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2016-12-22 23:01
| 江戸絵画(浮世絵以外)
|
ファン申請 |
||