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私の中学・高校時代の同級生のK君は、米国や日本の大学で日本文学の教鞭を執ってきた。
K君とは、サンフランシスコ郊外で山登りしたこともあった。 また、私が日本の大学から休みをもらっての米国研修先に、K君が車での移動の途中立ち寄ったことも覚えている。 そのK君から自著「漱石のどんでん返し」と「”源氏式部集”のちから相撲」が届いた。 以前に封筒を開ける際に使っていたペーパーナイフを探し出して、早速に「漱石のどんでん返し」の49ページまでを読めるようにしてみた。 そこには、第一章 「三四郎」(117) vs 「彼岸過迄」(117)の1.三四郎(1908)の迷羊(ストレイシープ)が載っていた。 「三四郎」については、名取春仙が描いた挿絵をすべてブログにまとめていたので、それを順次チェックしていく形で、フォローしてみることにした。 【図解 名取春仙の三四郎 目次】 ・第1章 ⇒ クリック ・第2章 ⇒ クリック ・第3章 ⇒ クリック ・第4章 ⇒ クリック ・第5章 ⇒ クリック ・第6章 ⇒ クリック ・第7章 ⇒ クリック ・第8章 ⇒ クリック ・第9章 ⇒ クリック ・第10章⇒ クリック ・第11章⇒ クリック ・第12章⇒ クリック ・第13章⇒ クリック K君曰く「漱石の新聞小説は、どれも最後の一文が、ある含みを持って終わっています。一見、あいまいに響く文章ですが、そこまできちんと読んだ読者にだけ、作品の秘密が明らかになるように書かれています。」 三四郎の巻末の文章は次のようになっている。 野々宮さんは、招待状を引き千切って床の上に棄てた。やがて先生と共に外の画の評に取り掛かる。与次郎だけが三四郎の傍へ来た。K君曰く「この巻末の声が主人公の大変身を示唆していると読まなければ、”三四郎”全体の意味に、劇的などんでん返しはありえないでしょう」、「三四郎がすでに人妻になっている美禰子を、これから取り返すために”冒険者”になろうとしているのです」 ちなみに、名取春仙が描いた挿絵の三四郎(百十七回)十三(完結)は次のようになっている、 【参考】佐藤央育 「原口画伯作《森の女》(推定試作)」 2013年
by cardiacsurgery
| 2016-12-12 14:02
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