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この特別番組のことは。松濤美術館で聴いた月の画に関する講演会の際に、十文字学園女子大学 人間生活学部 文芸文化学科 准教授 の樋口一貴氏から伺っていたので、昨夜10時から視聴した。
![]() それは横276cm、縦126cmの絵馬に、須佐之男命が十数名の疫病神を退治する様子が、きらびやかな色彩と大胆な筆遣いで描かれたという肉筆の大群像画であった。 江戸・向島の牛嶋神社に奉納されたが、1923年の関東大震災で神社とともに焼失し。幻の大絵馬となっていた。 その姿を知る手がかりは、明治末に写され美術誌「国華」240号(明治43(1910)年刊に掲載された一枚の白黒コロタイプ印刷写真だった。 ![]() プロジェクトリーダーは木下悠氏という33歳の文化財のデータ化に精通したプロフェショナルで、最新鋭のスキャナーで写真を読み取り、肉眼では判別し難い色の明るさの僅かな違いつまり明度差をデータ化し、その解析から当初の色を導きだしていった。 ![]() 牡丹の異なる色は白黒の明度の違いとしてはっきり捉えられている(↓)。 こうして作品の色とグレーの濃淡を厳密に比較してカラーチャートが作られた。木下氏が考えだした画像工学的な手法である。 ![]() ![]() 山内氏は、濃淡が滑らかに推移している事から紫と予想し、北斎は自分が愛した「ベロ藍」に、当時中国から輸入していた「綿臙脂」を混ぜて濃い紫を作っていたと踏んだのである。 また山内氏は、太田記念美術館を訪れて、この絵馬が描かれた翌年に北斎が描いた肉筆画《羅漢図》(↓)を視た際、北斎がところどころ墨の仕上げの線を入れていることに気づいた。 ![]() 山内氏は、このような北斎独特の墨線を加筆(↓)していったのである。 ![]() さらに下記のような専門家も協力した。 監修(彩色):一般社団法人 天野山文化遺産研究所 代表理事 山内章氏 監修(再現撮影):東京文化財研究所 保存科学研究センター 保存環境研究室長 吉田直人氏 監修(美術史):十文字学園女子大学 人間生活学部 文芸文化学科 准教授 樋口一貴氏 ![]() 完成して隅田北斎美術館にこの推定復元図が掲げられた時、今まで努力してきた男たちから一斉に拍手が起こった。 ![]() ![]() 北斎はこの絵馬で何を見せたかったのか? ![]() 実際には疱瘡(天然痘)↓、梅毒↓↓、インフルエンザ↓↓↓などの疫病神が描かれている。 ![]() ![]() ![]() 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2016-11-24 10:23
| 映画・写真
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