石坂浩二と雨宮塔子のヴェネツィア美術紀行＠BS-TBS

私と家内は、2005年にヴェネツィア・アカデミア美術館を訪れた。その際のHP記事はこちら。

今日BS-TBSで「石坂浩二と雨宮塔子のヴェネツィア美術紀行」で、ヴェネツィア・アカデミア美術館所蔵などの名品が紹介されたので、興味を持って視聴した。

ちなみに石坂浩二さんの美術通に関しては、Wikipediaでは次のよう書かれている。

絵画では油彩画に精通し、二科展で1974年から1985年まで連続入選。一貫して裸婦を描いている。これはアマチュア画家で裸婦を描く者が少なかったからだという。絵画に関する専門的な教育は受けていないが、東郷青児に師事し、手ほどきを受けている

また雨宮塔子さんはWikipediaではこのようになっているが、美術鑑賞については、著書「パリ アート散歩　愛の絵画　魅惑の絵画（2010年7月20日、朝日新聞出版）」が紹介されている。下図はヴェネツィア・アカデミア美術館の入口。
下図は、ジョヴァンニ・ベッリーニの《聖母子（赤い智天使の聖母）》。今回、国立新美術館に来ている。カルパッチョの画は、赤い色が特徴的。女性客に生の牛肉を食べたいと云われたレストランの主人が牛肉を巻いて出したところ、その女性客はカルパッチョの画みたいに赤いと云ったとことからこの料理がカルパッチョと呼ばれるようになった（参照）。日本では、生の牛ヒレ肉の代わりに、マグロやカツオ、サケなどの刺身を使用したものをカルパッチョと呼んでいる。レオナルド・ダ・ヴィンチは一時ヴェネツィアに滞在していた。石坂浩二と雨宮塔子は、レオナルドがその時に描いた《ウィルトルウィウス的人体図》を特別の許可で、短時間観ることができた（↑）。
有名なジョルジョーネの《嵐（テンペスタ）》の解釈は未だに謎になっている。二人は、サン・サルバドル大聖堂でティツイアーノの《受胎告知》を見て大興奮。この画も今回、国立新美術館で見られる。

石坂浩二さんは、今回、国立新美術館で開かれている展覧会「アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち 」で音声ガイドの役を務めておられる関係からか、今日のTBSの番組でも、国立新美術館で開催中の展覧会（↓）の宣伝が多く、いささか辟易した。

国立新美術館で開催中の展覧会「アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち 」

美術散歩　管理人　とら