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![]() ・栄光のハプスブルグ家展 @東武美術館 1992年 ![]() 以下に、高階先生の文章の一部を引用させていただく。 この展覧会で珍しい作品に出合った。この美術館は、私は何度か訪れたことがあるが、その作品を見た覚えがなかったからである。むろん私が見落としたということもあるかもしれないが、かなり目立つ一連の大作品群である。ふだんあまり展示されることはないのだろうか。 いずれにしても、そのような珍しい宝と日本でゆっくりむきあうことができるのは有り難い。その作品というのは、16世紀末から17世紀にかけて活躍したヴェネツィア派の画家レアンドロ・バッサーノの月暦画10点である。 いずれも大画面で、例えば「11月」は、1.45x2.16mに及ぶ。 以上のように、私の関心はもっぱら「月暦画」だったのだが、折角見たので、いつものように省別にお気に入り作品を挙げていくこととする。 第1章 風景画の誕生 第1節 聖書および神話を主題にした作品中に現れる風景 ・南ネーデルランドの画家《東方三博士の礼拝》1520年頃: この画のアーチ状の開口部の前に立つ2人の人物は、聖なる出来事に背を向けて、背景に広がる眺望を見渡している(↓の拡大図参照)。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 第2節 1年12カ月の月暦画中に現れる風景: 月暦画というのは、一年12ヶ月の人々の営みを、季節の移り変わりとともに月ごとに分けて描いたもので、ウィーン美術史美術館の所蔵のピーター・ブリューゲルの《雪中の狩人》もそれにあたる。 古くは古代オリエントの天文学で、太陽の一年間の運動経路をそこに含まれる星座にあてはめた「黄道十二宮」に結びついている。占星術で用いられる水瓶座とか双子座などというものがそれである。 中世では、宗教日課に用いられる「時禱書」の装飾挿絵に登場しており、今回の展覧会にも参考出品として11点の時禱書が出ていた。(↓)はその一つである。 ![]() 1月:狩りからの帰還、水瓶座 2月:謝肉祭、魚座 3月:四旬節、牡牛座 4月:動物たち、牡牛座 5月:バター・チーズの作成、双子座(画像↓) ![]() ![]() 7月:2分割、絹の生産・ワイン・脱穀、獅子座(この画の星座は省略されていた) 8月:葡萄収穫の準備:乙女座とユニコーン 11月:労働の成果・村へ帰る農夫・亜麻の製作、射手座(ケンタウルス)(画像↓) ![]() ![]() この月暦画は宗教的なテーマを前面に、世俗的な話題は背景に描かれていた。 1月:東方三博士の礼拝、水瓶座(画像↓) ![]() ![]() 7月:五千人のパン、獅子座 11月:放蕩息子の喩え、射手座? この他の「季節画」としては、ルーカス・ファン・ファンゲンボルフの《夏の風景 7月または8月》が出ていた。 ![]() ![]() 第1節 自立的な風景画: ここも気楽に見た。(↓)は、アールト・ファン・デル・ネールの《月明かりの下の船のある川の風景》1665‐70年頃。 ![]() ![]() ![]() 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2015-10-16 08:46
| 国外アート
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