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東京駅が開業した1914年に、田中恭吉・藤森静雄・恩地孝四郎という3人の若者が木版画にかけた青春の証である創作版画集『月映 つくはえ』が刊行された。これを記念した展覧会を4月17日(金)に愛知県美で見た。そのブログ記事はこちらである。
この展覧会が、「9月19日-11月3日に東京ステーションギャラリーに巡回する」ことを知ったのは、愛知県美の館内に入ってからであったが、昨9月18に東京ステーションギャラリーでこの内覧会を見る機会に恵まれた。 入口には「作品リスト」のほかに、愛知県美でも頂いた「月映TUKUHAEものがたり」と銘打ったイラスト入りのパンフレット(↓右図)も頂戴できた。 1)1914年3月、3人の美術学生(田中恭吉・藤森静雄・恩地孝四郎)によって版画集の出版が計画された。 2)この話を聞いた洛陽堂(『夢二画集』・『白樺』の出版元)の主人が、赤字覚悟で出版(公刊)を引き受けてくれた。 3)この出版までには時間がかかるので、まずは3人だけで作品を発表し合うこととし、3部限定の私家版『月映』が制作された。 8)田中の死後、公刊『月映』は「告別 SEPARATION」と題した第Ⅶ輯(↓)を最後として廃刊されたが、恩地と藤森は日比谷美術館で「田中恭吉遺作展」を開催し、日本創作版画協会の発足に携わった。 今度の詩集は故田中恭吉氏の追悼記念の意をかねた出版ですからこれは兄にもご承知願ひます。その意味からも特に田中氏の親友であり月映の同人であった大兄に表装その他のご迷惑をお願ひする次第ですこの時代の若者は結核で夭折することが多く、田中・藤森・恩地の当時の作品には、死の影を伴う象徴的な作品が多かった。恩地は抽象的な作品へと進んでいくが、それは後のことである。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2015-09-19 14:50
| 近代日本美術
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