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信仰や人の暮らし、愛情など、動物と人は多様な関係で結ばれています。また、一枚の動物の絵には、描く手法や絵画に対する考え方など、「人と動物の関係」とはまた別な問題も絡んでいます。「姿を伝えること」「動物という存在の力」「かわいらしさの表現」など、色々な視点から江戸時代の動物の絵を眺めます。これは平成19年に開催しご好評いただいた「動物絵画の100年 1751-1850」展の続編です。私自身、今まで2007年の「動物絵画の100年 1751-1850」(HP)、2009年の「山水に遊ぶ 江戸絵画の風景250年」(Blog)、2011年の「江戸の人物画 姿の美、力、奇」(Blog)、2013年の「かわいい江戸絵画」(Blog)を観ており、すべての図録が揃っていて壮観である。 リストにチェックしてきたお気に入りは以下のように多数である。 ・谷文晁《駱駝図》摘水軒記念文化振興財団(府中市美術館寄託): 再見。 ・狩野常信《東方朔・諌太鼓・獅子図》敦賀市立博物館 ・狩野常信《瑞亀図》福岡市美術館 ・田中訥言《大黒天と鼠図》個人蔵 ・狩野山雪《竜虎図》佐賀県立博物館 ・片山楊谷《竹虎図屏風》個人蔵(右隻↓、左隻↓↓): 左隻の虎の敵意を込めた視線は、右隻の2頭の虎に向かっている。一本一本の毛が長く勢いのある線で描かれ、毛の集積がそのまま体を表している。左隻の虎の尾は高く伸びて、一旦画面から消え、竹の反対側に先端が覗いている。右隻では弧をなし、左隻ではS字を描く竹の表現も奇抜である。楊谷は長崎生まれで、中国・清代の描法を取り入れた濃密で奇抜な作品を描いている。若冲・蕭白・蘆雪と同時代の画家であり、「奇想の画家」の一人であるともいえる。 ・土方稲嶺《猛虎図》個人蔵: 鳥取藩の御用絵師。優れた写実表現と清新な色彩感覚を併せ持つ作風で知られている。門下には黒田稲皐らがおり、因幡画壇の祖と称されている。 ・黒田稲皐《群鯉図》鳥取県立博物館: 鳥取藩の御用絵師。鷹を飼い、池に鯉を放って写生をしていたといい、特に鯉の絵を得意とした。 ・上田耕冲・守中《雨乞小町・雲竜図》個人蔵: 上田耕冲は、応挙門下の上田耕夫の子。 ・建部凌岱《海錯図屏風》青森県立図書館: 弘前藩の家老の子。「綾足」の号で知られる。俳諧・和歌・国学・絵画に優れ、絵は南蘋派の熊斐や来日中の清の画家・費間源に学び、山水画や花鳥画のほか、海魚の図を得意とした。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2015-04-23 10:20
| 江戸絵画(浮世絵以外)
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