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2001年に、国立西洋美術館で開かれた「イタリア・ルネサンスー宮廷と都市の文化展」は、「日本におけるイタリア2001年」における重要な展覧会だった。その時の図録の表紙を飾っていたボッティチェリの巨大フレスコ画《受胎告知》が再来日した。
今回の展覧会は、ボッティチェリが生きていた時代のフィレンツェの盛衰を辿る流れとなっていた。 序章 富の源泉 フィオリーノ金貨 ・《フィオリーノ金貨》 1252‐1303年 個人蔵: 第1章 ボッティチェリの時代のーフィレンツェ 繁栄する金融業と商業 ・ボッティチェリ《ケルビムを伴う聖母子》1470 年頃 ウフィツイ美術館 ・レイメルスヴァーレに基づく模写《高利貸し》1540 年頃 スティッペルト博物館 第2章 旅と交易 ・ボッティーニ《大天使ラファエルとトビアス》1485年頃 フィレンツェ文化財特別監査局 ・ボッティチェリ《受胎告知》1500‐1505年頃 個人蔵 第3章 富めるフィレンツェ ・フラ・アンジェリコ《聖母マリアの結婚》1432‐1435年 サン・マルコ博物館 第4章フィレンツェにおける愛と結婚 ・スケッジャ《スザンナの物語》1450年頃 ダヴァンツァーティ宮殿博物館 第5章銀行家と芸術家 ・ボッティチェリ《聖母子と二人の天使、洗礼者聖ヨハネ》1468年頃 アカデミア美術館 ・ボッティチェリ《聖母子と二人の天使》1468‐1469年頃 ストラスブール美術館 ・ロッセッリ《東方三博士の礼拝》1570年頃 ウフィツイ美術館 ・ボッティチェリ《キリストの降誕》1473‐1475年頃 コロンビア美術館 ・ボッティチェリ《聖母子と洗礼者聖ヨハネ》1477‐1480年頃 ビアチェンツァ市立美術館 ・ボッティチェリ《受胎告知》1481年 ウフィツイ美術館 左場面の大天使ガブリエルは屋外に、右画面の聖母マリアな室内にいる。画面の中央および両脇にはコーニスを戴いたアーチ脇のグリザイユ装飾ピラスターが描かれている。大天使は地中海産の大きなマドンナリリーを持って舞い降りてきている。中庭に続く果樹園のはるか遠方には山並みが見える。右場面の左側には白いカーテンで仕切られた寝室、右側の白い天幕の中には聖母が描かれている。 第6章メディチ家の凋落とボッティチェリの変容 ・ボッティチェリ《ロレンツォ・ロレンツィの肖像》1486‐1502年頃 フィラデルフィア美術館 ・フィレンツェの逸名画家《サヴォナローラの火刑》17世紀 サン・マルコ修道院 これだけ、ボッティチェリの作品が揃う展覧会はナカナカないし、フィレンツェの興亡の歴史を証拠の品々によって勉強する機会もそれほど多くないと思うのだが、土曜日なのに会場は意外に空いていた。そのうちに混んでくるだろう。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2015-03-29 20:00
| ルネサンス
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