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ところが、旧知の美術ブロガー・Takさんのトークイベントへの招待メールが、集英社パピプラ・アートの近藤さんから届いて事態は一変した。久しぶりにTakさんの顔も見たかったので、このトークイベントに出かけたのである。その際のブログ記事はこちらである。 偶然なことがらは続くものである。翌日、ステーション・ギャラリーの内覧会の会場を出たところで、Takさん夫妻と邂逅し、そこへ通りかかった三菱一号館美術館の方から、高橋三菱一号館美術館館長が「最近とらさんはどうしているかな?と話されている」ということを伺ったのである。この出会いについては、こちらのブログ記事の末尾に個人名を省いて【付記】している。 この出会いがキッカケとなって、三菱一号館美術館から私の印象派展のチケットが届いたので、義理堅い「とら」は花粉症を押して、すぐに出かけた次第である。 例によって、前置きが長くなってしまったが、以下が展覧会の内容である。展覧会は主題別の5章立てであるが、第5章に「ボナールとヴュイヤール」が独立していることが特徴的である。4年前に来日していた作品は、しっかりと擦り込まれているせいか、とくに懐かしく再見した。 1.戸外での制作 (No.1-26): ここでは印象派、新印象派、ポスト印象派の作品が扱われている。 ・ヨンキント《曳船道》(ポール・メロン夫妻コレクション) ・モネ《アルジャントゥイユ》(エイルサ・メロン・ブルースコレクション)再見 ・ピサロ 《ルーヴシエンヌの花咲く果樹園》再見(エイルサ・メロン・ブルースコレクション) ・シスレー《アルジャントゥイユのエロイーズ大通り》(エイルサ・メロン・ブルースコレクション)再見 ・シスレー《ポール=マルリーの洪水》(ポール・メロン夫妻コレクション) ・ブーダン《オンフルール港の祭り》(エイルサ・メロン・ブルースコレクション)再見 ・ブーダン《トゥルーヴィルの浜辺》(エイルサ・メロン・ブルースコレクション) ・ブーダン《トゥルーヴィル近郊の洗濯女》(エイルサ・メロン・ブルースコレクション)再見 ・ブーダン《ドーヴィルのカジノの演奏会》(エイルサ・メロン・ブルースコレクション) ・ブーダン《トゥルーヴィル=ドーヴィルのヨットハーバー》(エイルサ・メロン・ブルースコレクション) ・ドガ《牧場の馬》(チェスター・デール・ファンド) ・マネ《競馬のレース》(ワイドナー・コレクション) ・ゴッホ《オランダの花園》(ポール・メロン夫妻コレクション) ・スーラ《海の風景(グラヴリーヌ)》(ポール・メロン夫妻コレクション) 2.友人とモデル (No.27-38) ・コロー《画家のアトリエ》(ウィデナー・コレクション) ・ベルト・モリゾ《窓辺にいる画家の姉》(エイルサ・メロン・ブルースコレクション) ・ドガ《舞台裏の踊り子》(エイルサ・メロン・ブルースコレクション)再見 ・ルノワール《アンリオ夫人》(アデル・R・レヴィ基金)再見 ・ルノワール《モネ夫人とその息子》(エイルサ・メロン・ブルースコレクション)再見 ・ルノワール《猫を抱く女》(ベンジャミン・E・レヴィ夫妻) ・マネ《キング・チャールズ・スパニエル犬》(エイルサ・メロン・ブルースコレクション)再見 ・ロートレック《カルメン・ゴーダン》(エイルサ・メロン・ブルースコレクション)再見 3.芸術家の肖像 (No.39-44): ここは初見の作品が多かった。 ・ルノワール《クロード・モネ》(ポール・メロン夫妻コレクション) ・マネ《芸術家の庭にいるジョージ・ムーア》(ポール・メロン夫妻コレクション) ・ゴーガン《カリエールに捧げる自画像》(ポール・メロン夫妻コレクション) 4.静物画 (No.45-51) ・マネ《牡蠣》(アデル・R・レヴィ基金)再見 ・アントワーヌ・ヴォロン《バターの塊》(チェスター・デール・ファンド) ・セザンヌ《三つの洋梨》(ポール・メロン夫妻コレクション) ・ファンタン=ラトゥール《皿の上の3つの桃》(ポール・メロン夫妻コレクション)再見 ・ルノワール《皿の上の桃》(エイルサ・メロン・ブルースコレクション)再見 ・セザンヌ《牛乳入れと果物のある静物》(W.アヴェレル・ハリマン基金) 5.ボナールとヴュイヤール (No.52-68) : この第5章には再見の作品がないためか、非常に新鮮な感じがして、印象深かった。印象派から一歩進んでナビ派の作品を収集していた家庭にもこのようなアンティームな雰囲気があったのだろう。 ・ボナール《セイヨウスモモ》(ポール・メロン夫妻コレクション) ・ボナール《革命記念日のパリ、パルマ街》(ポール・メロン夫妻コレクション) ・ボナール《庭のテーブルセット》(エイルサ・メロン・ブルースコレクション) ・ボナール《花束》(エイルサ・メロン・ブルースコレクション) ・ボナール《画家の庭の階段》(エイルサ・メロン・ブルースコレクション) ・ヴュイヤール《黄色いカーテン》(エイルサ・メロン・ブルースコレクション) 今回の展覧会に出ていた印象派・ポスト印象派・新印象派・ナビ派の作品は、個人宅に掛けるのにふさわしい小型ものが多く、内容的にも優しく親密な印象を与える作品ばかりだった。 その点、小さな部屋・暖炉のある部屋が続いている三菱一号館美術館にはぴったりの展覧会だった。 とくに第3章と第5章の展示室は初見の作品ばかりだったので、新装された部屋のようにに感じられた。 観客もこの展示内容を反映してか、あるいはウィークデーの日中だったためか、中年以上の女性連れが大多数で、次に多かったのは私のように単独行の白髪の男性のだった。 会場の入りはかなりのもので、この企画が成功していることが明らかだった。 自分としては、この文の冒頭に述べたような思わぬ幸運の連鎖によって、素敵な展覧会を楽しむことができた。 今回の展示のMy Personal Best Five は、以下の通りである。 1.ボナール《画家の家の階段》この展覧会は5月24日(日)までです。お勧めします。 美術散歩 管理人 とら 【追記】 今後の三菱一号館美術館の展覧会 ・画鬼・暁斎-KYOSAI: 6.27(土)~9.6(日) 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル
by cardiacsurgery
| 2015-03-27 09:34
| 印象派
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