岡本太郎の生命体 ＠岡本太郎記念館

　天気が良い月曜日。仕事は明日に回して、渋谷から六本木通り経由の新橋行のバスを「南青山7丁目」で降り、骨董通りを歩いて「南青山6丁目」の「岡本太郎記念館」に行った。縄文の叫びのような岡本太郎の作品は、渋谷駅構内の《明日の神話》をはじめとして、今までにいくつも見てきたが、なぜかこの記念館は初めての訪問である。　今回の展覧会は「岡本太郎の生命体」のテーマも inviting である。　館内に入ると、若者で一杯なのに驚く。

　写真撮影自由という有りがたい言葉に甘えて何枚も撮影してきた。まずはロピーに置かれている《縄文人》。まさに岡本太郎のDNAが組み込まれているような作品である。　ここを右に曲がると、庭に面して、岡本太郎の代表作が並んでいる。（↓）と（↓↓）はその状景である。　ここをまっすぐに進むとアトリエに出る。左から燦々とした陽光が注ぎ込み（↓）、天井は非常に高くて背の高い作品が置かれている（↓↓）。　ここでロビーに戻って階段で2階に上る。

　中央に置かれれているカップルは《愛》（↓）。　壁面には沢山の画。その中央のタイトルは優しい《豊穣の神話》となっていた。　振り返ると、《太陽の塔》のミニチュアも（↓）。　梯子のようなブリッジを渡って向側の部屋に行くと、正面には《生命の樹》（↓）。　海の中で生まれた生命体が、魚類、爬虫類、哺乳類と進化していく過程が、大きな樹として表現されていた。

　壁面には、もう一枚の《豊穣の神話》（↓左）ともう《森の家族》（↓右）。　　ショップで、この4月から新しく高校生や中学生となる孫娘たちに、いかにも岡本太郎らしいデザインのハンカチを買って庭に出た。　庭にも、たくさんの「カワイイ」作品が並んでいた。　帰りは「南青山6丁目」で、青山通り経由のバスを待って、渋谷に戻った。

　とても良い記念館で、生気あふれる岡本太郎の作品をいくつも見て、幸せな気分になった。この展覧会の期日は2015.2.18（水）-6.14（日）。おすすめします。

美術散歩　管理人　とら