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国宝展2014が後期に入ったので行ってきた。前期のブログ記事はこちらである。前期からの通期展示のものはサラリと流し、後期になって展示されてものと後期になって巻替えがあったものをジックリと見てきた。これらをリストアップすると下記のようである。
第1章 仏を信じる ・竜首水瓶 飛鳥時代・7世紀東京国立博物館: 一方に注ぎ口を作り、反対側には把手を付けた「胡瓶」で、蓋は龍の頭を象り、把手は鱗や蛇腹が刻まれて龍の尾となっている。単眼鏡で確認すると、龍の目は緑色のガラスであり、胴体にはペガサスの毛彫りがある。 ・銅板法華説相図 飛鳥~奈良時代・7~8世紀 奈良・長谷寺: 再見。 ・鵲尾形柄香炉 飛鳥または朝鮮三国時代・7世紀東京国立博物館: 柄香炉とは、手に捧げ持って香を焚くための道具で、この香炉では柄の先端がカササギの尾のように末広がりに分岐している。真鍮製。 ・海磯鏡 二面 奈良時代・8世紀(736年奉納) 東京国立博物館: 単眼鏡で見ると、島には仙人らしき人物・尾長鳥・虎・鹿が番いで表され、波間には番の鴛鴦・網代舟の釣り人・動物の皮の浮き袋に乗った人物が認められる。大きく丈高の鈕を中心とする五神山の神仙思想を表した鏡とのこと。 ・法隆寺献物帳 奈良時代・天平勝宝8年(756)東京国立博物館: 聖武天皇の冥福を祈るため、皇女である孝謙天皇が法隆寺に献納した聖武天皇遺愛の品々のリスト。 ・大般若経 巻二百五(和銅五年十一月十五日長屋王願経) 奈良時代・8世紀滋賀・太平寺: 従兄の文武天皇の冥福を祈って長屋王が書写させた「大般若経」で、その発願日から「和銅経」と呼ばれている。行間に界線が引かれていない。 ・崇福寺塔心礎納置品 飛鳥時代・7世紀 滋賀・近江神宮: 金蓋瑠璃壺、金内箱、銀中箱、金銅外箱 ・興福寺金堂鎮壇具 奈良時代・8世紀 東京国立博物館: 再見(①、②)。 ・倶利迦羅龍蒔絵経箱 平安時代・12世紀奈良・當麻寺奥院: 見事。 ・金銅舎利容器(金亀舎利塔) 平安~鎌倉時代・12~13世紀 奈良・唐招提寺: 見事。法華経信仰の証しである。 ・法華経(久能寺経) 平安時代・12世紀 静岡・鉄舟寺: 鳥羽法皇、皇后・待賢門院璋子、女御・美福門院得子の周辺で作られたもの。金銀箔を散らした豪華な料紙。平成館1Fで開かれている」「国宝再現展」に、田中親美の摸本《久能寺経》が出ていた。 ・扇面法華経冊子(頁替え) 平安時代・12世紀 東京国立博物館: 二つ折りにした粘葉装の冊子で、経文の文字は上弦から下弦に向かって小さく書かれている。展示品には貴族と女性が描かれていた。別頁は以前にも見ている(こちら)。 ・地獄草紙 平安時代・12世紀奈良国立博物館: パネルに詳しい説明が書かれていたが、子供時代に火葬場で見た地獄絵がトラウマとなっているので、読む気になれなかった。 ・辟邪絵 平安時代・12世紀 奈良国立博物館: 天刑星・栴檀乾闥婆・毘沙門天。 最初の図では、善財童子が修行の功を積み、仏果に至る最終の段階である「十地法雲地」に着いている。「第十法雲地知識 迦毘羅城 釋種女・瞿波」と書かれており、善財童子が釈迦の生誕地である迦毘羅城に来ていることが分かる。善財童子は、そこで釋種女・瞿波の教えを受けている姿として描かれている。 第2章 神を信じる ・白糸威鎧 鎌倉時代・14世紀 島根・日御碕神社 第3章 文学、記録にみる信仰 ・日本書紀 第二十四 平安時代・10~11世紀 京都国立博物館 ・類聚国史 巻第二十五 鎌倉時代・13世紀 東北大学附属図書館 ・金光明経料紙下絵(目無経) 鎌倉時代・建久三年(1192) 京都国立博物館 ・土左日記 藤原為家筆 鎌倉時代・嘉禎2年(1236) 兵庫・大阪青山歴史文学博物館 ・東寺百合文書 平安~室町時代・10~16世紀 京都府立総合資料館: 播磨国矢野庄文書・官宣旨・足利尊氏御判御教書・足利直義下知状・上久世庄百姓等連署起請文・後奈良天皇女房奉書。 第4章 多様化する信仰と美 ・山越阿弥陀図 鎌倉時代・13世紀 京都・禅林寺: 山の向こうに阿弥陀如来が上半身を大きく現して来迎するさまを描く。画面下方に四天王と二童子を描き、山の中腹に往生者を載せて浄土に導く蓮台をもった観音菩薩と合掌する勢至菩薩をやや上体を屈めた姿で表し、阿弥陀如来はこの山こそが浄土であることを意味する「転法輪印」を結んでいる。画面左上の月輪内に記された種子・阿字は大日如来を表しているが、この月輪の幅と阿弥陀如来の顔の幅が同じところから、これを念じることによって修行者が大日如来とも阿弥陀如来とも一体となると信じられていた。 ・孔雀明王像 北宋時代・11~12世紀 京都・仁和寺: 現存する北宋仏画の最高峰といわれている。中央に大きく羽を広げ、足を開いた孔雀。その上の孔雀明王は3面六臂。左右の面は阿吽の暴悪相。六臂のうち二臂は合掌、他の四臂はそれぞれ弓・五鈷杵・箭・戟を持つ。細やかな彩色と金泥により全体が覆われている。 ・法然上人伝絵巻(第三十三、巻第四十二) 鎌倉時代・14世紀 京都・知恩院: 第三十三は死罪を言い渡された安楽坊が法然の念仏で助かる劇的な場面、巻第四十二は法然の墓所の侘しい冬景色。 ・琴棋書画図 狩野永徳筆 室町時代・16世紀 京都・聚光院: 再見。 ・紅白芙蓉図 李迪筆 南宋時代・慶元3年(1197) 東京国立博物館: 再見。 ・琉球国王尚家関係資料 第二尚氏時代・18~19世紀 沖縄・那覇市歴史博物館: 黄色地鳳凰瑞雲霞文様紅型紋紗衣装・白地流水菖蒲蝶燕文様紅型苧麻衣装・朱漆巴紋牡丹沈金馬上盃・尚圓様御神位御安置日記・周九廟之図并圓覚寺御廟之図。 ・墨跡・印可状 圜悟克勤筆 北宋時代・宣和6年(1124) 東京国立博物館 ・墨跡・別源円旨送別偈 古林清茂筆 元時代・泰定2年(1325)東京・五島美術館 第5章 仏のすがた ・多聞天立像 平安時代・9世紀奈良・興福寺: 四天王のうち、東金堂所在。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2014-11-14 11:30
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