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このコレクション展は、2FのⅠ.モリソン書庫、Ⅱ.東洋文庫の名品、Ⅲ.ディスカバリールームの3セクションに分かれているが、まずは1Fの「オリエントホール」の展示品を覗いてみる。 A.オリエントホール ここでの展示は、①洋書、②一次資料、③言語、④常設展示に分かれていて、沢山の「お気に入り」があったが、ここではそれぞれ各1点だけを紹介することとする。 ①洋書‐《古事記》1882年、英語: 最近、「古事記物語」を読む機会があったが、このような古代の神話や天皇記を読む外国人がいたことに驚いた。 ②一次資料-《ハーンとチェンパレンの往復書簡》: 19世紀末に日本に滞在していた御雇い教師間で交わされた書簡。↓は、ハーンからチェンバレンに宛てた手紙(日付は1981.8.29)の写真。宛名が日本語になっている。 ここでは、まず常設の《四庫全書存目叢書》の棚に目が行く。最近、故宮展で拝見した《四庫全書》に含まれなかったものが《四庫全書存目叢書》ということだった。↓はその表紙、↓↓はページを開いたところである。 ここには、国宝の《毛詩》唐時代↓、重文の《論語集解》1268年写↓↓、重文《古文尚書》↓↓↓が出ていて、それぞれの写真を撮ったが、シッカリと読めたのは《論語集解》くらいである。 しかし、今年の1月まで大英博物館で開かれていた大規模な「春画展」でも「16歳未満は保護者同伴」という条件が付いていたというから(参照)、国内ではある程度の制限は当然必要だろうと思う。 ①お伽草紙: ・《浦島太郎》 ・《四十二の物爭い》 ・《文正草紙》 ・《花鳥風月》↓: 扇合せの際に、ある扇絵の男性が光源氏か在原業平かで論争になり、花鳥・風月の巫女が口寄せで二人の霊を呼び出した結果、源氏であることが判明したという物語。 ・菱川師宣《吉原大雑書》・《浮世続絵尽》↓: 見開き20図の墨摺絵本。琴を弾く美人、遊女、舞踊る若衆などの人物が大きく描かれている。 ・鳥居清信《玉沢皆之丞》 ・懐月堂度繁《短冊を持つ立美人》 ・奥村利信《若衆虚無僧の図》 ・二代目鳥居清信《八代目市村宇左衛門の鬼王新左衛門と初代尾上菊五郎の小姓吉三郎》 ・鳥居清倍《浮絵御祭礼図》 ・鈴木春信《柿の実とり》 ・駒井美信《階段で文読む男女》 ・磯田湖龍斎《雛形若菜初模様 四ツ目屋内さよきぬ》 ・勝川春章《四代目松本幸四郎の信濃の浅間左衛門と四代目岩井半四郎の女占方お松実は富士娘梅かへ》 ・勝川春潮《夏の外出》 ・鳥居清長《女風俗十寸鏡 線香花火》・《伊勢物語 芥川》↓: 駒絵は伊勢物語の芥川の段、本絵は浄瑠璃「桂川連理柵》に登場する少女と中年男性、歌は伊勢物語の中で読まれたものである。二つのモチーフを一つの絵の中で楽しむ趣向となっている。 ・喜多川歌麿《高島おひさ》、《金魚遊び》、《百千鳥歌合》、《御殿山の花見駕篭》 ・渓斎英泉《仇競今様姿 しん地の海》 ・歌川国芳など《観物画譜》↓: 見世物絵を集めた貼込帖。 ・鍬形恵斎《富士三十六景》 ・葛飾北斎《江戸名所之図》・《木曽名所一覧》・《唐土名所之絵》・《諸国瀧廻り》・《富岳百景》 ・葛飾北斎・河鍋暁斎など《書物袋絵外題集》↓: 江戸時代のブックカバー ・曲直部道三《黄素妙論》 ・菱川師宣《和合同塵》: 墨摺大本 ・鈴木春信《貼込帖》: ↓は単なる浮世絵だが、裏にはこの続きの春画がある。 ・勝川春潮《好色図会十二候》: 大判錦絵12枚組貼込帖 ・鳥居清長《袖の巻》: 画帖仕立て ・狩野永岳・円山応挙ほか《華月帖》: 影絵の春画 ・歌川国貞《正写相生源氏》 ・北斎工房《偶定連夜好(縁結出雲杉)》 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2014-08-31 14:54
| 東洋アート
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