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「台北国立博物院展」後期には、蘇軾《黄州寒食詩巻》が登場。一方、国宝室には李氏筆《瀟湘臥遊図巻》が展示されていた。両者は東博のすぐそばに住んでいた日本人コレクター・菊地惺堂が所蔵していたものだが、現在は台北と上野に分蔵されており、今回は約60年ぶりでの再会。昨日の観賞ブログ記事の「その1」は主として《瀟湘臥遊図巻》を扱ったものである。
ということで、今回の「その2」のテーマは《黄州寒食詩巻》である。蘇軾は、「三蘇」の一人、父・蘇洵(老蘇)、弟・蘇徹(小蘇)の間に挟まって「大蘇」と呼ばれている。今回の展覧会には、「三蘇」全員の書が出ていたが、その中でのきわだった名品はこの《黄州寒食詩巻》である。 ↑の題画には海棠の花を背景に「雪堂餘韻」と書かれ、「乾隆御筆」の印が捺されている(拡大図は↓)。蘇軾の詩の中には、雨に打たれて汚れた海棠の花が出てくるが、乾隆帝はこれを雪の中に凛と立つ海棠の花へと昇華させたのだろうか。 自我来黄州 已過三寒食: 黄州に来てから、すでに三度目の寒食節が過ぎてしまった。 東坡書。豪宕秀逸。為顔楊以後一人。 東坡此詩似李太白 猶恐太白有未到処 (この詩は李白に似ているが、李白も及ばない境地)。美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2014-08-09 23:50
| 東洋アート
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