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![]() 関東で本格的な中村芳中の展覧会が開かれるのは今回が初めてということで、前期の最終日に滑り込んで見てきた。 私の住んでいるところから千葉は遠い。この日は日曜美術館を見終ってすぐに出発したのだが、千葉に着くとお昼をまわっている。いつものように中央三丁目のバスを降りて、蕎麦屋「阿づ満庵支店 」で腹ごしらえ。4月半ばにもかかわらず冷え込んでいたので、カレー南蛮蕎麦でしっかり暖まって、美術館に着いた。 2時から、細身美術館学芸員・福井麻純氏の特別市民講座が開かれることを知ったので、早速に当日予約。ということで急いで会場を見て回ることになった。 以下、章別にお気に入り作品をあげていく。 第1章 芳中が慕った光琳‐尾形光琳とその後の絵師たち この章には、尾形光琳、尾形乾山、渡辺始興、深江芦舟、立林何帠、「方祝」印、「方淑」印、「澗声」印、長洲という琳派第2世代の作品が出ていたが、上述の事情でサラリと見た。 第2章 芳中の世界‐親しみを招くほのぼの画 1)動植物 ![]() ↑右の《亀図》では、亀と甕が掛けられている。「以盃芳中写」と書かれているが、盃の中に墨を入れておいて描いたのだろうか。甕の中には酒が入っていて、柄杓で酌むようになっている。そうするとこの亀はほろ酔いの芳中自身に違いない。宴席のパフォーマンスとして描いたものと思われる。 ![]() 芳中は扇面画を沢山描いている。 ↓や↓↓の正面から描かれた桔梗や菊の花は、光琳風である。葉はやや過剰な「たらし込み」。 ![]() 2)仙人 ↓3点の《蝦蟇鉄拐図》は、見慣れた画題だが、三本脚の蛙が「カワイイ」し、蝦蟇仙人の顔は「ユルキャラ」。 ![]() ![]() ![]() ![]() ↑中《登城図》の侍に従う者の頭を半円、髷を★で表しているところが面白い。 ↑左《托鉢図》の坊さんたちは幸せそうに口を開けている。楽しいユルキャラ行列である。同時代の若冲も同じテーマの画を描いてましたね。 第3章 芳中のいた大阪画壇 大阪の地で交流のあった木村蒹葭堂、福原五岳、十時梅厓、青木木米、松本奉時、大原東野、鼎春嶽他、淵上旭江、宮本君山、藤九鷲、森周峯、岡熊嶽、上田公長らの作品が出ていた。 ![]() 第4章 芳中と版本‐版で伝わる光琳風 ![]() ![]() 一応、見終って、「特別市民講座」を聴講した。1時間を超す熱演だった。 講師の福井麻純氏が挙げられた芳中のキーワードは、「ほのぼの」・「和み系」・「かわいい」であり、芳中の作品は装飾的で華麗な琳派イメージとギャップがあるとされた。 また芳中はたらし込みや指頭画の技法を使っているが、作風はおおらかで、ユーモアのセンスに富んでいて親しみがあり、ヘタウマ(素人的)ともいえると述べられた。 江戸・京都・大坂の三都の美人画が異なる雰囲気を持っているのと同様に、琳派も江戸琳派、京琳派、浪速琳派はそれぞれ異なっている。これは画を求める地域の人々の好みや性向が三都で異なっているからに違いない。 「抱一の江戸琳派=江戸前寿司、「光琳の京琳派=京懐石」、「芳中の浪速琳派=たこ焼き」というのが私の感想である。 講座が終わってから、会場に戻って「春爛漫 千葉市美術館所蔵版画100選」を見たが、これがまた良かった。 千葉市美術館に来るたびに満腹になって帰途に就く。今回もそうであった。だから、往復4時間かけて千葉まで来るのである。 講座の際に河合正朝館長の挨拶があったが、その中で今度の図録はそのうちネットオークションで高値が付くだろうとPRされた。これに影響されて図録を購入したが、「光琳図譜」がすべて載っていたので、帰りの電車の中は退屈しなかった。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2014-04-23 00:23
| 江戸絵画(浮世絵以外)
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