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この日は午後東京に帰る予定なので、タクシーをフル活用して、↓の三か所を周った。
![]() 展覧会のサブタイトルの「女性像に秘められた世界とは」というのは企画者から観る者に投げかけられた質問である。 その答えとして企画者が期待しているのは、「少なくとも戦前までは『女の階段』が反映された美人画や女性像が作られた男性社会」であり、そのことは「少年・青年・新郎・紳士」に対する「少女・娘・新婦・淑女」という言葉の他に、「幼女・乙女・妊婦・婦人・老女・老婆」というような「性別や年齢を超えた社会的意味を有する言葉が存在することに象徴されている世界である」ということらしい。このようなフェミニズム的考察の当否を考えながら作品を見ていくと、折角の美人画が台無しになる。画は知性で観るものではなく、感性で観るものである。ということで、以下、章別に「お気に入り作品」を挙げながら感想を書いていく。 第1章 美人画誕生 ・幸野楳嶺《呉服漢織之図》: 京都画壇の祖の古めかしい画をジッと眺めてきた。着物を「呉服」という基になった池田・呉服(くれは)神社の機織姉妹が描かれている。 ・西山翠嶂《広寒宮》: 月の宮殿で踊る仙女たちを描いた屏風。再見 ・木島桜谷《和楽》: 屏風。再見 ・竹内栖鳳《絵になる最初》: 再見 ・上村松園《人生の花》・《待月》・《春光》: 再見 第2章 モダン美人画と生活する美人画 (モダン美人画) ・伊藤小坡《夏》: 再見 ・中村大三郎《ピアノ》: 再見。和服とチェコ製ピアノの和洋折衷。 ・丹羽阿樹子《奏楽》: ヴァイオリンを弾く二人の和服の女性。和洋折衷。 ・丹羽阿樹子《遠矢》↓右: 元気!和弓と洋装の和洋折衷。再見 ![]() ・北沢映月《娘》: 穏やか。 ・寺島紫明《九月》: 日焼けした二人の女性。再見 ・橋本明治《浄心》: 仏像を取り込んだ複雑な構成の画。 ・秋野不矩《紅裳》: 再見 ・西綾女(自画像)↓: 個性的 ![]() ・中村研一《瀬戸内海》: 戦争画を沢山描いたこの画家が昭和11年に描いた平和な風景画。 (生活の美人画) ・千種掃雲《蓮池》・《ねざめ》 ・竹内栖鳳《日稼》: 下絵と木版。 ・梶原緋佐子《女芸人》 第3章 少女礼賛 ・梶原緋佐子《姉妹》↓ ![]() ・菊地桂月《少女》・《散策》: 再見 ・喜多川玲明《背戸の夏》 ・玉城末一《籐椅子によれる少女》 ・丹羽阿樹子《セーラー服の3人》: チラシ表のビジュアルに使われている。 第4章 悪魔的肉体か菩薩的肉体か‐男性作家の視座 ・北野恒富《浴後》: 再見 ・甲斐庄楠音《青衣の女》: デロリ! ・宇田荻邨《太夫》: デロリ! (太夫・舞妓) ・梥本一洋《餞春》: 絹本着色の二曲一隻屏風。今回のセカンドベスト。 ・甲斐庄楠音《舞妓》↓: 絹本着色の軸。今回のマイベスト。今までみた甲斐庄のデロリとした画とは対極のカワイイ画だった。上記《餞春》と並んで和室設えで展示されていた。絵葉書を探したがなかったので、チラシ裏画像をアップする。 ![]() ・里見勝蔵《舞姫》 (歴史の中の女性像) ・神坂雪佳《小督》: 絹本着色の軸。和室設えで展示。再見 ・梥本一洋《鵺》 ・植中直齎《堀川夜襲》: 静御前と義経の武具。再見 (母と子) ・向井久万《男児生まる》 再見。出産の状況を描いたこの画には今回も驚いた。 第5章 忘れえぬ異国の人 ・太田喜二郎《バルコンの女》↓: ベルギー印象派の点描。絵葉書購入。 ![]() ・森守明《搗麦》 第6章 夢見るネオテニーと身体の気配 ・お気入りは皆無。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2014-04-09 11:08
| 近代日本美術
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