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![]() このスペイン・アンフォルメル展は、モネ展とムンク版画展の流れで見ただけなのだが、タピエス以外は初めて遭遇した画家だったので、簡単なメモを残しておく。 ちなみに、この展示は2014年1月5日(日)まで。 今回展示されている作品14点はすべてソフィア王妃芸術センターの所蔵品。マドリードのこのセンターはピカソの《ゲルニカ》が展示されているスペイン有数の現代美術館であることはいうまでもない。 第二次世界大戦後のヨーロッパ美術の転換は、フォートリエ、デュビュッフェ、ヴォルスの三人が先駆者となった「アンフォルメル」と呼ばれる叙情的な「ヨーロッパ抽象表現主義絵画」によって本格化したが、これは米国が主導するアクション・ペインティングやカラーフィールド・ペインティングなどの「アメリカ抽象表現主義絵画」と同時代的に対応していた。 パリを中とした「アンフォルメル」の運動は、フランス以外の国の出身者が多かったということもあって、ロシア、イタリア、スペイン、ポルトガル、オランダ、ベルギー、北欧、中国、日本にも広がる国際運動となった。 今回の展覧会は、スペインに活動拠点を保ったアーチスト二人とアメリカに拠点を移して制作したアーチスト二人を対比していたが、両者ともに明確な形態を持たない絵画をめざしていた点では、共通していた。 その意味では、前者を欧州のアンフォルメル、後者を米国の抽象表現主義の代表として対立的に展示しているわけではなかったが、具象性を完全に捨て去っているか否かという点では両者に差が認められるように思われた。 Ⅰ.スペインに活動拠点を保ったアーチスト: 素材の物質性や荒々しい造形を追求しているが、完全に具象性を完全に捨て去っていない。 1)アントニ・タピエス(1923-2012)Anotoni Tapies: 物質性と精神性を兼ね備えている。 ・横向きの指の痕跡のある肖像画 No63 1958 ・厚紙の上の素材と布 1974 ・水の上の大きなニス 1982 ↓ ![]() ・モニーク / ヴィルピ 1956 ・婦人 1958 ・大群衆 1963 ↑(チラシ表)、↓↓(部分) ・フェリペ2世の想像上の肖像画 1974 ・磔刑 1979 ![]() 3)エステバン・ビセンテ(1903‐2001)Esteban Vicente: 抒情的色彩が美しい。 ・ピンクとグレーの中で 1950 ・ミッドウェスト 1953 ↓ ・No.11 1960 ・サガポナック 1964 ![]() ・黒い叫び 1953 ・赤い土地 1955 ↓ ![]() 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2013-12-26 14:22
| 現代アート(国外)
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