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平等院鳳凰堂平成修理完成記念と銘打った展覧会。
宇治の平等院には2011年に行って、定朝様式の和様彫刻の粋といわれる国宝《雲中供養菩薩像》はジックリと見てきたが(記事はこちら)、今回は遠くからでしか見られない国宝《阿弥陀如来坐像光背飛天》を見ることができるということで、初日に行ってきた。 ![]() 第1章: 飛天の古典 ― インドから日本 飛天の造形は、ガンダーラ、中國、朝鮮を通って飛鳥時代の日本に伝来された。 ガンダーラの仏伝浮彫には飛天が彫られている。 ![]() ![]() ![]() ![]() 第2章 天上の光景 ― 浄土図と荘厳具類 天上の浄土世界には、菩薩や飛天のほか、迦陵頻伽(かりょうびんが)や共命鳥(ぐみょうちょう)などが舞うとされている。 その光景は、浄土図のほか、菩薩や迦陵頻伽などの像や荘厳具類にも表現されている。 《当麻曼荼羅》 奈良博 13世紀: 《当麻曼荼羅(たいま まんだら)》とは、奈良の当麻寺に伝わる「根本曼荼羅」の図像に基づいて作られた浄土曼荼羅の総称である。 「根本曼荼羅」は損傷が激しく、基本的には非公開であるが、今回の展覧会に奈良博の《当麻曼荼羅》(画像)が展示されていたので、ジックリと見た。パネルで説明してあるが、単眼鏡を持っていかなかったことが悔やまれた。 後期には西教寺の重文《当麻曼荼羅》が出るので再訪したい。 2013年4月から奈良博で30年ぶりに公開されて話題となった「根本曼荼羅」の画像はこちらで見られる。最上部には飛天、阿弥陀の下には踊る菩薩たちが綴られている。 国宝《紺紙金字一切経 大般波羅密多経》 中尊寺 12世紀の見返し絵は飛天が描かれた浄土図。 ![]() ![]() ![]() 平安時代後期には、臨終時に阿弥陀如来および聖衆が浄土から迎えにやってくる「来迎」の思想が普及し、来迎図が流行った。 その菩薩聖衆の姿は、浄土図における飛天や奏楽菩薩と共通するものであるという意味で、来迎の菩薩聖衆は飛天のイメージを引き継ぐものということである。 重文《阿弥陀二十五菩薩来迎図》 13‐14世紀 福島県立美術館↓には、阿弥陀如来と踊る二十五菩薩の上に二飛天が描かれている。描表装に描かれているのは奏楽菩薩だろうか。 ![]() ここで3Fの第2展示室に下りていくが、階段の途中から、今回寺外初公開となる国宝 《阿弥陀如来坐像光背飛天》6躯の金色の姿を眺めることができる。 ![]() この模刻像は鳳凰堂の修理後にはオリジナルの代役として堂内に懸架されることになっているとのことである。初日なので、ほとんど並ばずにすんだが、混んでくれば大変な行列となることだろう。 次の第3展示室に入ると、国宝《雲中供養菩薩像》が14躯が勢ぞろいして待っている。この部屋の左手の柱の前に立って、北の8躯と南の6躯を見渡してきた。 ![]() なかなか楽しい展示だった。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2013-11-24 08:43
| 仏像
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