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岩佐又兵衛(1578-1650年)は、超有名な江戸初期の絵師であるが、又兵衛は通称で、諱は勝以である。
現在、平成館で開催されている特別展「京都 洛中洛外図と障壁画の美」には、岩佐又兵衛筆の《洛中洛外図屏風 舟木本》が出ている。 その左隻6扇に、岩佐又兵衛、父・荒木村重、兄、母、姉、が描かれていることに気付かれただろうか。 絵の中では、川向こうの浮世と裁判中の二条城を繋いでいるが、この「一条戻橋」には「現世と黄泉の間の橋」であるという伝説がある。 又兵衛の父・荒木村重は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将・大名で、利休十哲の一人としても知られているが、信長に対して反旗を翻し、情勢が不利と覚るや、あろうことか単身で城を脱出してしまった。 信長は村重への見せしめのために、城内の女房衆122人を鉄砲や長刀で処刑した。又兵衛は、乳母の機転によって「石山本願寺」に預けられたため、生き延びたのである。 この《舟木本》は「本願寺」の依頼により描かれたという説がある。事実、《舟木本》の左隻3扇には、「西本願寺」門主の赤い僧衣が描かれている。 岩佐 勝重〈1613年? - 1673年)は、岩佐又兵衛勝以の嫡男として福井に生まれた。父に絵を学び、1637年2月に父・勝以が江戸へ発った後もお抱え絵師として福井藩に残った。今回は、父の《本性房怪力図》と並んで《猿猴芦雁図》が出ていた。 ちなみに、今までに実見してブログに感想を書いた岩佐又兵衛の作品は以下の通りである。 1. 岩佐又兵衛《堀江物語絵巻》 @大絵巻展: 京都国立博物館 2006.6 7. 岩佐又兵衛《浄瑠璃物語絵巻》 MOA美術館蔵 @サントリー美術館 2008.6 2008.11 13. 岩佐又兵衛《羅浮仙図》 @東京国立博物館 2011.1 2012.5 美術散歩 管理人 とら 【追記】2016年7月22日~8月28日に、福井県立美術館で「福井移住400年記念 岩佐又兵衛展」が開かれた。主な出展作はこちら。
by cardiacsurgery
| 2013-11-03 10:48
| 江戸絵画(浮世絵以外)
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