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それではいつものように展示順に記事を書いていく。まずは、第一部: 都の姿-黄金の洛中洛外図。 重美《勝興寺本》は初見だが、保存状態が良くて感心した。単眼鏡を持参していたが、ジックリ見ていると時間がなくなるので、全体をサラリと観て通った。 第二部: 都の空間装飾-障壁画の美 狩野孝信の重文《賢聖障子絵》↓は、現在は仁和寺にあるが、以前は御所の紫宸殿にあったもので、そのうち10面ずつが前期・後期に分けてに展示されている。 紫宸殿の玉座の背後には、今回も展示されていた一対の松と獅子・狛犬が描かれた中央部分が配置されており、その左右に中国古代の賢人聖人たちが32人描かれていた。 次に石庭から「上段南の間」へ入っていく。 明治の廃仏毀釈により財政難に陥り、1895年に手放すこととなった龍安寺方丈襖絵のうち6面(《琴棋書画図》20面のうち2面と《群仙図》20面のうち4面)が2010年10月に龍安寺に戻った。これらは米国のオークションに出品されたものであるが、落札者が匿名で龍安寺に寄贈した。 左側の2面は「琴を持つ女性」の場面。これは上記の篤志家から寄贈されたもの。 正面は、シアトル美術館蔵の「囲碁の場面」の4面。 右側には、メトロポリタン美術館蔵の「絵を見ている場面」の4面である。 明治の廃仏毀釈によって離散していた「襖たちの同窓会 Reunion」であるが、「書の場面」の襖は現在も行方不明なので、《琴書画図襖》がすべて揃ったわけではない。 次は「室中の間」。 入って左側には、メトロポリタン美術館から里帰りしてきた《列子図襖》4面(↓、列子は風を意のままに扱う仙人。 正面には、115年間龍安寺を離れていた前述の《群仙図襖》4面(↓は鐘離権が、剣を持った呂洞賓に仙術を伝授しているところ)。 美術散歩 管理人 とら 【註】 2013年11月10日(日)まで、東博本館7室 (屏風と襖絵―安土桃山~江戸)に、下記の屏風が展示されている。 ・月次祭礼図屏風(模本) 6幅 江戸時代・19世紀、原本=室町時代・15世紀、東京国立美術館 A-2425 ・洛中洛外図屏風(模本) 11幅 中村三之丞他筆 江戸時代・17世紀、原本=室町時代・16世紀、東京国立美術館 A-2876 ・洛中洛外図屏風 6曲1双 江戸時代・17世紀 個人蔵 【註】 後期の記事はこちら
by cardiacsurgery
| 2013-10-10 14:44
| 国内アート
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