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この展覧会の記事はこちらに書いたが、会場に貼りだされていたパネル「コラム」の内容をメモしてきていたので、以下にその概略を追加アップする。
コラム1.「題跋を楽しむ」 「題」とは、書画の余白に書かれる意見・感想文。題は巻末に置かれる場合もある。「跋」は、題と同じ性格のものであるが、必ず巻末に記される。 ・歴代の文人が鑑賞した後に、題跋を付け加えていくので、「作品は永久に未完成である」ともいえる。#10・銭選《浮玉山居図巻》では、題跋が継ぎ足された結果、全長10メートルに達している。 ・作品#17・王蒙《青卞隠居図軸》では、題跋から「〇〇の為に画く」の部分の名前「〇〇」が削られている。これは王蒙が獄死ししたため、〇〇(従兄弟らしいとのこと)が自分に罪が及ぶことを恐れて切り取ったものと考えられる。 ・作品#10・銭選《浮玉山居図巻》には、乾隆帝が自分の書いた題跋を書きなおした痕跡が残っている。以前のものが気に入らなかったためらしい。 コラム2.「南画と北画」ー董其昌「南北二宗論」の紹介 A. 南画(文人画家)の系譜: 王維(唐) 董源・巨然(五代) 李成・范寛(北宋) 李龍眠・王詵(北宋) 米芾(北宋) 元末四大家(黄公望・倪瓚・呉鎮・王蒙) 文徴明・沈周(明) 董其昌(明) B. 北画(職業画家)の系譜 李思訓(唐) 郭煕(北宋) 馬遠・夏珪・李唐・劉松年(南宋) 元代李郭派(朱記民・唐棣) 浙派(明) コラム3.「日本の中国絵画コレクションと中国の中国絵画コレクション」 A. 室町時代の日本に請来されていた中国絵画: 東山御物 ・南宗院体画 ・禅宗絵画 ・道釈画 B. 江戸時代の日本では見られなかった中国絵画 ・北宋絵画 ・元代文人画(註) ・呉派文人画 【註】 翠渓老人編「元画禄」1821年、東博蔵: 江戸時代の人は王蒙・倪瓚・黄公望を見ていなかった(参照)。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2013-10-04 10:46
| 東洋アート
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