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1.国宝《華厳宗祖師絵伝 元暁絵 巻上》鎌倉時代、13世紀、高山寺蔵
これは新羅の華厳宗の祖・元暁(625-702)の事績を描いた絵巻で、元暁と並ぶ新羅の高僧・義湘(625-702)の物語絵とともに 鎌倉時代に高山寺を再興した明恵上人の周辺で制作された。 「義湘絵」は京博の「大絵巻展」(2006年、HP記事)で見ているが、「元暁絵」は今回が初見。 元暁の絵伝は、出生から入寂までの完全な物語ではなく、①鬼の夢に開悟して入唐を断念する話、②元暁の自由奔放な生活ぶり、③『金剛三昧経』の論疏を作って王妃の病気を癒したことが中心だが、今回見られたのは、前の二段に相当するもの。 第一段は、仏道修行のため唐へ向かった元暁と義湘が、塚屋で雨宿りする場面。二人が墓所とは知らずに雨を避けるために一夜泊まったが、朝、目が覚めて見るとそれは墓であり、そばには人骨が散乱していた。 ![]() 義湘と別れて新羅に戻った元暁は、主に慶州の券皇寺に住んでいたが、仏法を忘れたかのように、自由奔放な生活を送っていた。このことが元暁絵の第二段に、民衆とともに振舞う元暁を親しみやすい人物として描かれている。 具体的には、元暁が琴を弾くところ、寺で講讃するところ、浜辺で月を詠ずるところ、山水の中で坐禅するところが描かれていた。 画中詞は「~するところ」という説明調で分かりやすい。画面は、素朴絵てきではあるが、薄墨による軽やかな筆線と透明感のある明るい色調でなかなか魅力的だった。 2.《土蜘蛛草紙絵巻》 鎌倉時代、14世紀 平安時代の武将・源頼光とその郎党・渡辺綱が、京都洛北に棲む土蜘蛛を退治する物語。妖怪たちの姿が面白い。画中画の襖絵も見事な大和絵となっている。 1.前段までのあらすじ: 神無月(10月)の頃、源頼光とその郎党・渡邊綱は京都・蓮台野で一つの髑髏が空を飛行するのを目撃する。それを追っていくと。神楽岡というところで一つの廃屋にいたる。 ![]() ![]() ![]() 4.夕暮れ時、異形の者どもが数知れず頼光のもとに寄ってきた。その後、みな笑い声をあげ、障子を引いて消えていった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 親鸞聖人の遺弟である覚如上人が常陸門徒のために起稿した法然上人の伝記絵巻。 師・皇円が龍に化して岸辺に坐している法然たちの眼前に出現する場面が面白かった。 美術散歩 管理人 とら 【註】 東博第1報、東博第2報、東博第3報、東博第4報
by cardiacsurgery
| 2013-09-23 08:24
| 国内アート
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