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モスクワのプーシキン美術館は、サンクトベルグのエルミタージュ美術館に次いで所蔵作品数が多いロシアの美術館。2012年で創立100年を迎えている。
その所蔵作品は、①1917年のロシア革命により国有化された個人コレクション、②1920‐30年代になされた美術品再分配によりエルミタージュ美術館から補充された作品、③1948年に廃館となった国立西洋近代美術館にあったシチューキン・コレクションとモロゾフ・コレクションの作品からなっている。 今回の展覧会(↑右)は、2011年の東日本大震災の影響で2年間も遅れて開かれることとなった。折からの猛暑来襲にめげず、昨日見に行ってきた。 行きは、「みなとみらい駅」からクイーンズタワーに上り、照り返しの強いコンクリートの橋を渡って美術館に到着した。 ところが横浜美術館の前の広場で工事をしていた建物がすでに完成しているではないか。この建物が「MARK IS みなとみらい」という名前で、が6月21日(金)にオープンしていたのである。 帰途、この4Fの「おぼんdeごはん」で軽い夕食を済ませ、B4Fでつながっている「みなとみらい駅」から渋谷に戻ってきた。 さて、展覧会の内容については、章別に書いていくが、いつものように「お気に入り」を上げると多数になってしまうので、いくつかに絞って感想を書くことにする。 第1章 17-18世紀 古典主義、ロココ ・プッサン《アモリびとを打ち破るヨショア》 ・ブーシェ《ユピテルとカリスト》 ・グルーズ《手紙を持つ少女》: 官能的な少女像だが、そのモデルはグルーズの妻らしいというから驚く。 ・アングル《聖杯の前の聖母》 ・ドラロッシュ《エドワード4世の息子たち》: エドワード4世の死後、叔父によってロンドン塔に幽閉され、殺害されたエドワード4世の息子エドワード5世とヨーク公の兄弟。 ・ルノワール《セーヌの水浴(ラ・グルヌイエール)》 ルノワール: ストックホルム美術館↓とヴィンタートゥール美術館蔵↓↓ ・セザンヌ《パイプをくわえた男》 ・ゴーギャンのマオリ神話に題材をとった《彼女の名はヴァイマティといった(ヴァイマルティ・テイ・オア》は、2005年の「プーシキン美術館展」にも出ていた。この「マオリのアダムとイヴ」に描かれた果物はマンゴなど。 ・ゴーギャン《エイアハ・オヒバ(働くなかれ)》 朝日グラフ別冊美術特集・西洋編14「ゴーギャン」1990年12月刊行の説明では、「室内と屋内は現世と彼岸の対立とも考えられ、その境に姿を見せる犬はゴーギャンその人の象徴である」となっているが、今回の図録にこの点に関する解説がなかったのは残念。 類似の作品《テ・ファアトゥルマ(ふくれっつらの女)》ウースター美術館 Worchester Art Museum↓の窓辺にも犬が描かれ、窓の外には馬に乗リ、帽子をかぶった人物が描かれている。 ・ドニ《緑の浜辺、ペロス=ギレック》 第4章 20世紀 フォーヴィズム、キュビスム、エコール・ド・パリ ・マティス《カラー、アイリス、ミモザ》 ・ピカソ《マジョルカ島の女》 ・アンリ・ルソー《詩人に霊感を与えるミューズ》 その後コレクション展(2013年度第2期)に回ったが、こちらも素晴らしかった。 まずは、横浜で成功した個人の寄贈作品をまとめた「収集のよろこびー美術館による個人コレクション」であるが、以下のようにいくつもの寄贈コレクションの優品が出ていて驚いた。 ○坂田武雄コレクション: モロー《岩の上の女神》↓、クールベ《海岸の竜巻(エトルタ)》、レーピン《ロシアの少年》、ロダン《バルザックの頭部》、ラファエリなど。写真展示室は、アンディ・ウォーホルのポップアート作品の特集だった。懐かしい《キャンベル・スープⅡ》がいくつも出ていた。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2013-07-11 13:38
| 国外アート
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