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浜口陽三(1909 ~ 2000)の黒いバックからサクランボなどが浮き出すカラー・メゾチントは、武蔵野市立吉祥寺美術館の浜口陽三記念室で何回か見ていたが(記事はこちら)、この美術館には今までに訪れる機会がなかった。
ところが、昨日の日曜美術館でこの展覧会のことが紹介されたので思い立って行ってみた。 1Fでは、まず三宅砂織のフォトグラムが12点展示されていた(チラシ表↑↑下段、チラシ裏↑右)。 フォトグラムとは、カメラを使わずに、印画紙の上に直接物を乗せて感光させた作品とのことである。実際には複数のフィルムを配置して、タイミングをずらしながら感光させていくという方法で、出来上がった作品には、ありそうな状景でありながら非現実の世界が提示されていた。 その隣には、浜口陽三のカラー・メゾチント。《雲》(チラシ裏↑左)やチケットのビジュアルとなっている《西瓜》(↓、チラシ表↑↑中段右)も出ていた。 そのまた隣には池内晶子のエッチングが4点でていた(チラシ裏↑左から2番目)。一版一色のものが3点、一版2色のものが1点で、こうなると「非レイヤー」の作品である。すべて淡い色の作品ばかりだった。 ラセン階段で地下に下りると、奥の暗い部屋に池内晶子の《Knotted Thread》があった(チラシ表↑↑中段左)。暗い部屋に細い赤い絹糸が蜘蛛の巣のように張りめぐらされ、中央に穴が空いていた。糸が繊細なためか、赤の色彩もエレガントな感じだった。椅子に腰かけてしばらく見ていた。 大きな明るい部屋には、福田尚代の作品が並んでいた。小さな穴を開けた文庫本のページ(チラシ表↑↑上段)や各ページが折りたたまれ、表装をし直した書物(チラシ裏↑左から3番目)などの「ブックアート」が印象に残った。消しゴムの枠や原稿用紙の升目だけをプラスチックで残した「残像作品」も面白いと思った。 気楽に見られる展覧会で、数も多くないので短時間で見られた。そこで気になっていた「漱石展」をもう一度見るために上野の芸大に移動した。コースは、半蔵門線水天宮⇒三越前、銀座線三越前⇒上野、タクシー上野⇒芸大である。タクシーを使ったのは暑い中、上野の山登りをする気にならなかったからである。 気さくなタクシーの運ちゃんが最低料金の710円を700円にまけてくれ、芸大美術館の入口では見知らぬミューズの遭遇して、余った招待券を頂いてしまった。 芸大の「漱石展」二度目では、宗達《禽獣梅竹図》、伝王淵《蓮鶺鴒図》、若冲《梅と鶴》、抱一《月に秋草図屏風》などが良かった。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2013-07-01 10:06
| 現代アート(国内)
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