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向かって左側の建物では、コレクション展が開かれていた。テーマは「レイヤー(層)」であるが、この言葉はPhotoshopなどの画像ソフトを使用している人にはお馴染みのものである。すなわち、このコレクション展には階層化した表現の作品を集めて紹介されていた。
展示は、6つのテーマに分類されていた。 ![]() 横尾忠則の《葬列Ⅰ》↑と《葬列Ⅱ》1969‐85年が並列展示されていた。シルクスクリーンによる作品だが、最前列、第2列、第3列・・・と重層的に刷り重ねられた人物が次第に小さくなるように表現されているので、全体として遠近感をつかめる。また、二つの作品は同一人物でありながら、体位や表情にごく僅かな差があるため、短い時間経過の表現ともなっていた。 アンディ・ウォーホルのシルクスクリーン《マリリン》1967年は3枚組であるが、それぞれに奥行き感があるのは、このレイヤー技法を使っているからなのだろう。 ・テーマ2/多層構造が生み出す空間: ここには、立体作品における造られた物体自体や、平面作品における描かれた情景を超えて、作品と鑑賞者を取り囲む空間性を創出した作品が展示されていた。 戸谷成雄の《けもの道 Ⅰ》1989年という作品があった。ここで女性アートナビゲーターとお話をしたので、私「TORA」とこのナビゲーター(仮名MUSE)との会話を以下に再現してみる。なお、画像↓は頂いたパンフレットに載っていた白黒写真をセピア化し、これに説明の白字を「重層」させたものである。 ![]() (TORA) 全体は灰色のやや平たい立方体だけれど、なんとなくモヤイの立像が並んで密着しているようにも見えますね。・テーマ3/レイヤーがもたらす絵画表現: ここには、コラージュのような物理的な素材の積層に限らず、描写技法により奥行きや厚みを表現した作品が展示されていた。 クルト・シュヴィッタ−ス《ノルウェーの旗》1947や高松次郎の《影の母子像》1987‐88がその好例だった。 ・テーマ4/身体にまとうレイヤー: ここには、覆うことが視覚の常識を根底からくつがえす作品が展示されていた。 その代表例は、森村泰昌の《肖像(双子)》↓。マネの《オランピア》の娼婦(A)と黒人召使(B)の顔が画家本人の顔となっている。双子というタイトルはブラックジョークかな。なお、画像は頂いたパンフレットに載っていた白黒写真をセピア化し、その上部に説明の赤字を「重層」させたものである。 ![]() ・テーマ6/記憶とイメージの重層: 「ヒロシマ」というこの都市が持つ記憶やイメージをアーティストがそれぞれの技法に託して表現した作品が展示されていた。 アンジェ・レッチアの《アレンジメント Ⅰ》という映像には、婚約破棄したばかりの宮沢りえの記者会見の動画と原爆ドームの風景が重層されていた。 なかなか面白い企画だった。「広島美術散歩」の最後は「比治山下り」であるが、これは次報とする。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2013-06-11 23:16
| 現代アート(国外)
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