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広島での週末の仕事の合間を縫っての「広島美術散歩」は、①広島県美、②縮景園、③広島現美、③比治山下り散歩。
早めに新幹線で広島に着き、チェックイン後ただちにタクシーで県美へ行った。7年振りの広島県美である。前回の記事はこちら。 今回はコレクション展が二つ開かれていた。 まずはそのⅠ.「恋は宇宙的な活力であるー夏目漱石とその時代に思いをはせて」 ![]() その第1章は「恋・愛・さまざまなLOVEのかたち」: 現在、森美術館でも「LOVE展」が開かれているが、このテーマならば、どの美術館のコレクションでもかなりの展示品を並べられるだろう。 漱石との関連は、「吾輩は猫である」の中の「恋は宇宙的な愛である」という文章とのこと。 青空文庫で「吾輩は猫である」を読み直してみると、その前後の文章は以下のようである。 ほのかに承けたまわれば世間には猫の恋とか称する俳諧趣味の現象があって、春さきは町内の同族共の夢安からぬまで浮かれ歩るく夜もあるとか云うが、吾輩はまだかかる心的変化に遭逢した事はない。そもそも恋は宇宙的の活力である。上は在天の神ジュピターより下は土中に鳴く蚯蚓、おけらに至るまでこの道にかけて浮身を窶すのが万物の習いであるから、吾輩どもが朧うれしと、物騒な風流気を出すのも無理のない話しである。入ってすぐの彫刻展示スペースには、萩焼・十二代三輪休雪作の破格の陶芸オブジェ3点が展示されていた。 ・《LOVE》は靑い瓶の口に赤の管が差し込まれているという作品。 ・《花》はクールベの《世界の起源》と同じ体位の中央を花が覆っている。リンクのある作品名をクリックすると、美術館DBに飛びます。 ・《続、卑弥呼の書 No.5》は↑のチラシに見られるように、金色の陶の表面には意味不明の文字が刻まれているが、問題は中央の窪み。全体像(DB画像はこちら)は鳥のような形をしているが、タイトルからするとこれも人間の女性自身を示しているのかもしれない。とにかく現代陶芸の性表現には絶句する。 次の部屋には、中央アジアの刺繍・銀細・、インド更紗、伊万里柿右衛門様式磁器(重文・花卉文輪花鉢は再見)が並んでいてホッとする。 ![]() ![]() ![]() ・児玉希望はお気に入り作家。その2面の《忠貞双絶》には、忠義の臣・木村長門守重成が大阪夏の陣に出陣の前に鼓を打ち、貞節な新妻・青柳が兜に香を焚きしめているところが描かれている。戦死した長門守の兜に香が焚き染められていたことや青柳が男子を出産したことなどは有名な史実であるが、今の若者にはこの話を知る人は少ないであろう。 ・マン・レイの《アングルのヴァイオリン》、《パブロ・ピカソ》、《ドラ・マール》はお馴染みの写真。「そういえばこれも愛、あれも愛、きっと愛」という歌謡曲がありましたね。 ・靉光の《コミサ(洋傘による少女)》↓は、嫁入りの決まった妹の姿。この画の裏には、妹の幸せを祈る言葉が書いてあるとのこと。 ![]() ![]() 第2章は、「夏目漱石の生きた時代のアートたち」 ・橋本雅邦の《風神雷神》と《龍虎争気》↓。雅邦の弟子の橋口五葉は漱石の本の装幀を沢山行っていますね(参照)。 ![]() ![]() ![]() ![]() ・六角紫水の見事な《蒔絵草花図菓子銘々本盆》10枚1組は1911年の作。画像はDBで見られる。 ・吉田博の連作版画《帆船》のうち、今期には《霧》と《夜》が出ていた。お馴染みの作品である。吉田博の《ヴェニスの運河》については、漱石は「三四郎」の中で触れている(参照)。 この後は、もう一つのコレクション展「和菓子の色彩」であるが、これは次報とする。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2013-06-09 23:08
| 国内アート
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