記事ランキング
ブログパーツ
最新のトラックバック
外部リンク
以前の記事
2021年 01月 2020年 11月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 more... カテゴリ
全体
国外アート 西洋中世美術 ルネサンス バロック 印象派 印象派後期 現代アート(国外) 東洋アート 仏像 国内アート 江戸絵画(浮世絵以外) 浮世絵 近代日本美術 戦争画 現代アート(国内) アート一般 書籍 音楽 映画・写真 講演会 北海道の鈴 東北の鈴 関東の鈴 中部の鈴 関西の鈴 中四国の鈴 九州の鈴 ヨーロッパのベル アジアのベル アメリカのベル オーストラリアのベル 未分類 フォロー中のブログ
検索
その他のジャンル
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
近美が、「所蔵作品展 近代日本の美術」という陳腐な名称を「新生MOMATコレクション展」に改めたのは、2012年の創立60年を記念して開かれた「美術にぶるっ! 第1部 MOMATコレクションスペシャル」を契機としたとしたものである。
そういう意味では、今回(5月23日)は、特別展ではない平常の「新生MOMATコレクション展」へ初見参ということになる。この新生平常展は特別展「ベーコン展」の口直しのために役立っただけでなく、いろいろな点で新鮮味を感じたので、その感想を以下にまとめて書くこととする。 展示品のリストはこちら。 そして今回のマイベストは下村観山の《大原御幸》(→) ![]() まずは4F。左の第1室には近美を代表する作品が並んでいる。御用とお急ぎの方はここだけで近美のエッセンスを味わえることになっている。 展示品は、荻原守衛《女》、菊池芳文《小雨ふる吉野》、岸田劉生《麗子肖像(麗子五歳之像)》、小林古径《極楽井》、佐伯祐三《ガス灯と広告》、徳岡神泉《蓮》、中村彝《エロシェンコ氏の像》、原田直次郎《騎龍観音》、藤島武二《匂い》、安田靫彦《挿花》、横山大観《或る日の太平洋》、萬鉄五郎《裸体美人》、ココシュカ《アルマ・マーラーの肖像》、アンリ・ルソー《第22回アンデパンダン展に参加するよう芸術家達を導く自由の女神》で、文句のつけようのないベストセレクションである。 同じ4Fの第4室に、ココシュカの《オスカー版画集「つながれたコロンブス」より1.女の顔》が出ていたので、その写真を撮り、第1室に戻って、おなじココシュカの油彩画《アルマ・マーラーの肖像》の写真を撮って、↓のように左右に並べた。大音楽家マーラーの奥さんを愛してしまったココシュカの思いが、両方の画にこもっているはず。しかし、このアルマの顔はどうみてもきつそう。 ![]() 初見と思われるものの写真をアップする。再見のものは以前の写真を再掲。 ・伊原宇三郎《香港に於ける酒井司令官、ヤング総督の会見》: 「香港の戦い」とは太平洋戦争の緒戦における日本軍によるイギリスの植民地・香港の攻略戦。島内では激戦となったが、イギリス軍は給水を断たれて、わずか18日間で降伏した。日本軍の総兵力39,700名に対し、香港駐屯軍 の総兵力は13,000名だったという。降伏の交渉は日本軍が司令部を置いていた「ザ・ペニンシュラ香港」の3階で行われた。日本軍の総司令官である酒井隆中将、香港総督・香港駐屯軍総指揮官のマーク・ヤングの他に、日本側には参謀長・栗林忠道少将、参謀副長・樋口敬七郎少将などが描き込まれているのだろう。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ・ミロ《絵画詩(おお!あの人やっちゃったのね)》(1925年)近美購入 ・クレー《パウル山への衝動 》(1939年)近美購入 ・ド・スタール《コンポジション(湿った土)》(1949年)近美購入 ・デュビュッフェ《土星の風景》(1952年)盛田良子氏寄贈 パネルで出ていたニューヨークの盛田家の書斎の写真がには、クレーとブラックの画が写っていた。従来の近美のきわめてお粗末な西洋近代美術コレクションなこれで一歩前進した。盛田家の英断に感謝したい。 3Fの第10室の日本画は非常に充実しており、沢山の名品に再会できた。ここで私が新鮮に感じたのは、前記の下村観山の《大原御幸》と山口蓬春《春、夏、秋、冬(枯山水)》↓。 ![]() 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2013-05-25 08:43
| アート一般
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||