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1階の高島屋展(記事はこちら)をサラリとみて、2階のコレクション展の会場に行った。
今回は、大部分の部屋が、柚木沙弥郎(Yunoki Samiro)という初耳の作家の作品展示であり、最後の小部屋だけが日本のゴーギャン・土方久功(以前の記事はこちら)の作品だった。 ![]() 東京大学で美学美術史を専攻、学徒動員、民芸運動に興味を持って柳宗悦から芹沢銈介を紹介されて染織工学家になった。 見てみると、芹沢と同じような型染めであるが、作風がまったく違っている。芹沢の伝統をアレンジした文字カレンダーやいろは歌などはなんとなく陳腐な感じがして、私個人としてはあまり好みではないが、柚木の作品の大胆なデザインと鮮やかな色彩のコンビネーションは、非常にモダンな感覚で、いうならばマイタイプである。 ![]() ![]() 震災にこじつけているようだけど、それ以前から、日本人の正念場っていうか、本気になっている時代だと思うんですよ。(中略) 僕の場合戦争もあったし、そういうことをやりたいと思っていた優秀な人たちがたくさん死んでいるんですよ。今、生き残った者の責任というか、僕はその人の分までやりたい。いのちっていうと大上段に振りかざすようだけど、昔の侍が旗指物を掲げて、戦争したっていうこと。自分の誇りと責任を持って、そういう仕事を見せたいと思うんですよ。ただ、具体的にそういう事になっているか分からないけれどもね。本気で向き合ったものが。今ここに陳列しているものと感じて頂ければ良いと思う。氏は、一時期、芹沢銈介の指導を受けておられたが、それに反抗するような形で、独自の造形を始められたらしい。その辺の事情も、上述のブックレットのインタビューの中で、赤裸々に話しておられれた。 氏は、絵本にも挑戦しておられる。ショップで孫のために一冊選んで購入した。山下洋輔文、柚木沙弥郎絵の「つきよのおんがくかい」である(参照)。 美術館の庭にはマロニエの花が咲いていました。 ![]()
by cardiacsurgery
| 2013-05-03 10:12
| 現代アート(国内)
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