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![]() 第1章 古神宝: 「神宝」とは、神社に於いて、祭神が使用するものとして、特別に作られた物品で、装束・調度品・武具などがこれに相当する。 神宝は、社殿の式年造替と同じく、一定の期間を経て古くなると、新たに製作されたそれまでと同様の神宝に取り換え、古い神宝は取り下げられるが、その取り下げたものを「古神宝」と呼ぶ。 古神宝は神聖なものであるため、一般には焼却あるいは埋納されてきたが、神社によっては社殿や宝庫に収納されて伝来してきている。 この章では、春日大社の鏡台や弓矢、鶴岡八幡宮の衣装↓、熊野速玉大社の太刀・弓矢や《桐蒔絵硯箱》に目が止まった。すべて国宝である。 ![]() 第2章 祀りのはじまり: ここには、奈良県桜井市の山の神遺跡から出土した5-6世紀の品々と福岡県宗像市沖ノ島祭祀遺跡から出土した4-5世紀の品々が展示されていた。 いずれも古墳時代の出土品で、前者が山の神ならば、後者は海の神。当時の自然信仰の証しである。 私は古い鏡に興味を持っているので、山の《小型素文鏡》、海の《方格規矩鏡》↓・《虁鳳鏡》・《三角縁神獣鏡》・《鼉竜鏡》などをジッと眺めた。 ![]() ![]() 第3章 神社の風景: ここでは《誉田宗庿縁起絵巻》、《伊勢両宮曼荼羅》をチェック。 第4章 祭りのにぎわい: ここでは、サントリー美術館で見たことのある《日吉山王祇園祭礼図屏風》の他に、和歌山・鞆淵八幡神社の日本最古で華麗な《沃懸地螺鈿金銅装神輿》、厳島神社の《舞楽面 曽呂利》、金剛峯寺の《水干・袴 褪紅地》2具と《黄地蛮絵袍》2領に着目した。いずれも当時の匠たちが、神に捧げるものとして全身全霊を込めて制作したものである。 第5章 伝声の名品: まずは和歌山・隅田八幡神社蔵の古墳時代5-6世紀の《人物画像鏡》と香取神宮の大型の《海獣葡萄鏡》に注目。 続いて有名な《七支刀》。この刀剣には、表裏合わせて61文字が金象嵌されている。 その銘文の大意は 「太和4年(369)に、上質の鉄で七支刀を造った。 この刀には多くの敵兵を退ける力があり、侯王にふさわしい。未だこのような刀は百済にはなかったものだが、倭王のために造ったので、後世に伝えられるように」とのこと。 ![]() ![]() ![]() ![]() 第6章 神々の姿: 「横綱後から」とはよく言ったものだ。ここがメインイベントなのだが、これまでの疲れでサラリと観て通る人が多かった。 仏像ガールは多いが、神像ガールはまだ発生していないらしい。 いくつかの神像は「白洲正子展」で拝見しているが、40躯揃うと壮観である。 ・9世紀の神像: 現存している最古の神像は、9世紀に造られたものである。それが、↓のように多数並んでいる。 その中で最初期の神像は、貞観年間(859-877)の作の東寺八幡三神坐像である。 ![]() ![]() ![]() ![]() ・女神と童形神: ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 古来から大滝や巨石を恐れ敬ってきた日本人は、俗人と変わらぬ姿の中にさえ神性を認めるようになっていたのである。 始めは自然の力を畏れるという単純なアニミズムであったものが、すべてのもののなかに神が宿っているという宗教心へと発展していったのであろう。 後期には、厳島神社・鶴岡八幡宮・熱田神宮の古神宝、春日権現記絵巻、北野天神縁起絵巻が登場するようである。もう一度見に来て、これらの神像たちを再見したい。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2013-04-27 13:39
| 仏像
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