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その1からの続き。その3はこちら。
第3章 山雪の造形実験 I - 花鳥と走獣 ・木村香雪《狩野山雪像》: 理知的な弥生顔で、神経質で鋭い目線。学究肌だったらしい。 ![]() ![]() ここでは幹にしっかりと付いた雪と枝に積もる軟らかな雪を描き分けている。 解説では、嘴・目・脚に強い黒を使っているため鷺の白のほうが雪の白よりも明るく見えるとされていたが、必ずしも同意できなかった。 ・山雪《龍虎図》 佐賀県立博物館蔵↓: こちらを警戒しつつ水を飲む虎。 「とら・虎・トラ展」に出ている応挙や岸駒の水呑虎に影響を及ぼしているかな。ということで、この絵葉書購入。 一方、情けない目つきの龍は、ボストン美術館蔵の蕭白《雲龍図》に影響を与えているような気がする。 ![]() ![]() 第4章 山雪、海外からの里帰り作品と関連作 ・山雪《老梅図襖》旧天祥院襖絵、メトロポリタン美術館蔵↓: ・山雪《群仙図襖》旧天祥院襖絵、ミネアポリス美術館蔵↓↓: ![]() 現状の画面は第1面と第2面、第3面と第4面の間で切り詰められているため、ややせせこましい感じがするが、これを考慮に入れて切り詰められたと考えられる部分を空けてみるとのびのびとした画になる。 後者は、もともと前者の裏面だったものだが、離れ離れになっていた。これが今回一緒になり、表裏合わせて展示されている。 以下、仙人の名前を右から順に書いていく。合計九人のオンパレードである。 第1面は、糸を通した銭で蝦蟇と戯れる蝦蟇仙人(劉海譫)。・山雪《長恨歌図巻》 チェスター・ビーティ・ライブラリー蔵: ![]() ![]() これが上下巻ともに展示されている。陳列ケースにへばりついて、時間をかけて観た。画面の丁寧な説明は有難かった。 ・山雪《平湖秋月・断橋残雪屏風》 バーンスタイン・コレクション: ![]() 左隻の「断橋残雪」は、雪景色の西湖を見る絶好の場所。太陽によって橋の上に積もっていた雪が一部だけ融けると、橋が途中で切れているように見える↑。 右隻の「平湖秋月」は、湖面に映る月見の名所。この画像では分かりにくいが、うっすらと月の外隈が描かれている。大勢の人↓が湖面に映る月を鑑賞している。驚嘆すべき細密描写である。 ![]() 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2013-04-11 22:36
| 江戸絵画(浮世絵以外)
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