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![]() 以前に見た「妙心寺展(前期、後期)@東博」や「狩野永徳・山楽・山雪@東博」も、今回の展覧会に関連しているといえるだろう。 第1章 京狩野の祖、山楽 【1 永徳を受け継ぐ】 ・山楽《松鷹図襖》大覚寺蔵: ![]() ・山楽《紅梅図襖》大覚寺蔵: ![]() ・山楽《龍虎図屏風》妙心寺蔵: 「妙心寺展」にも出ていた背の高い「妙心寺屏風」だが、迫力のある描写のため、実際以上に大きく見える。右隻は、風雨の中を天から猛スピードで下降してくる龍。カット開いたその眼は左隻の虎に向けられている。左隻には龍に向かって咆哮して威嚇する縞の雄虎とその陰に隠れる斑点の雌虎。 ↓は、東博で許可を得て撮影した屏風折り画像だが、あまり鮮明ではないので、チラシなどから借用した平面画像↓↓を追加する。 ![]() ![]() ![]() ・山楽《帝鑑図押絵貼屏風》東博蔵: これも再見なので、以前の画像を再掲する。聖君の善行6故事を描いた右隻は↓、暗君の愚行6故事を描いた左隻は↓↓。 ![]() ![]() ![]() テーマは、右から ①夏の桀王の酒池肉林、②周の幽王の寵姫を笑わせるための烽火、③秦の始皇帝の坑儒焚書、④漢の成帝の市里微行、⑤殷の紂王と妲己の炮烙刑↓、⑥漢の西帝の官位売却。 ![]() これは、猛火の上に多量の油を塗った銅製の丸太を渡し、その熱された丸太のうえを罪人に裸足で渡らせ、渡りきれば免罪、釈放するというものである。『史記』によれば、暴君であった殷最後の紂王とその愛妾妲己が処刑を見世物として楽しむために考案したものとのこと。 ・山楽《聖徳太子絵伝》四天王寺蔵: 落雷により画面はかなり傷んでいるが、今回出ていた第7面では「法興寺洛慶」の場面、第9面では上部に「黒駒に乗り富士山に登る」場面を確認することができた。 この絵伝に関する土井次義氏の調査ノートが参考出品されていたが、その詳細なスケッチに氏の学者魂を見た。 【3 時代の中で】 ・木村香雪《狩野山楽像》: 不敵な眼差し。えらの張った縄文顔の深いしわに、豊臣から徳川への激動期を生き延びた男の苦労が刻み込まれている。 ![]() ![]() ![]() 現状では各扇の画像が正確に繋がらないが、これは画面の切り詰めが行われているためとのことである。 ・山楽《山水図襖》正伝寺蔵: 見たいと思っていたこの襖絵に遂に遭遇できた。これはもともと家康が1605年に再建した伏見城を飾るために制作されたもの。 ![]() 第2章 山楽から山雪へ ・山雪/山楽《梅花遊禽図襖》天球院蔵: うねるような梅の幹は、後の《老梅図襖》を予告するような構図。22年ぶりに出展された名品である。 ![]() ![]() 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2013-04-10 20:37
| 江戸絵画(浮世絵以外)
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