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この東京タワー開業55周年記念展には、「世界記憶遺産の炭鉱絵師」の名をほしいままにする山本作兵衛の原画59点が展示されていると知って、早速に行ってきた。
狭い坑内の様子については、時代ごとに変化していく状況も示されていた。女性も子供も一家総動員されている明治期の先山・後山の姿については、↓の上図左右やこちらを参照されたい。 刺青の絵がいくつも出ていた。これは時代とともに減っていったとのことである。 ヤマの災害については、↓左下の《ヤマの水害》が印象的。 《えんぎ》には、坑内で笛をふくこと、拍手をすること、頬被りをすること、「猿」と言うことがタブーとなっているとの説明がついている。 「川舟輸送から鉄道運搬へ」については、《陸蒸気をうらめしげに見る船頭》の絵が印象的。 「喧嘩と仲裁」についても面白い絵が出ていた。 同じタイトルの画が何枚も出ているものもあった。おそらく追加注文が来たのだろう。↑右下の《入浴》などは左右逆転させたものを含め、5点も出ていた。 昭和45-46年に、現代思潮美学校の菊畑茂久馬教場において美学生たちが山本作兵衛の炭鉱画を模写した大壁画が9点制作されたが、その中の4点が今回出展されていた。その中で最初に出てきたのは《ヤマの米騒動》。こちらの画も模写されていた。 最後の部屋に出ていた作兵衛の家族などの写真を見ていると、「これは私で作兵衛の孫娘です」という女性が現れて驚いた。 会場を出たところで、「チロル」というチョコレートキャンディが5個入った袋を頂いてしまった。これは筑豊炭鉱があった田川市で作られているものである(HPはこちら)。 「炭坑節」も田川市が発祥の地であるが、日本の成長を支えた炭鉱はすべて過去のものとなってしまった。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2013-03-17 21:36
| 国内アート
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