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急なことで(参照)、これが豊洲での最後の展覧会となってしまった。
実際に出展されていたのは、広重の《名所江戸百景》10点、清親の風景版画8点、癸巳夫の《昭和大東京百図絵》23点で、3人揃って同じ場所を描いたのは6テーマ、2人が同じ場所を描いたのは2対ずつで、残りはすべて癸巳夫の作品である。 ここでは、江戸末期・明治初期・昭和初期の風景版画が揃った6テーマについて、やや詳細に述べることにする。会場のビデオもこの6テーマに絞られていた。 以下の画像の配列は、左:癸巳夫、中:清親、右:広重。 1.向島ー桜の名所。 ・清親《向島桜》: 花見に興ずる人々。遠景に富士山。 ・癸巳夫《隅田公園・向島言問》: 隅田川畔の震災復興公園。常夜燈、アドバルーン。 2.上野 ・清親《上野公園内之景》: 内国博覧会のために公園整備。 ・癸巳夫《上野風景・表慶館と美術館》: 都立美術館と表慶館。 3.橋 ・清親《御城内釣橋之図》: 明治3年に造られた鉄製の吊橋。 ・癸巳夫《江戸ばしと素の附近》: 近代的な建物。 4.大通り ・清親《本町通夜雪》: ガス燈に照らされる人、馬車、犬。 ・癸巳夫《春の銀座夜景》: 有名なカフェ「クロネコ」や昭和5年に作られた「伊東屋」のネオン。 5.大店 ・清親《大傳馬町大丸》: ガス灯、電線。 ・癸巳夫《三井と三越》: 関東大震災後の三越の復興の姿。 6.夜の花街 ・清親《今戸有明楼之景》: 客で賑わう今戸橋たもとの有明楼。 ・癸巳夫《新吉原仲の町夜桜》: 昭和32年の売春禁止法まで吉原は存続。 小泉癸巳夫の《昭和大東京百図絵》を沢山見ることができて良かった。先年、千葉市美術館で全点公開されたが(参照)、ゆっくりと見るにはこれぐらいの数が良いのかもしれない。 今回出展されていたのは、#3, 9, 11, 12, 20, 22, 25, 27, 31, 34, 36, 38, 39, 41, 50, 54, 59, 61, 67, 87, 88, 89, 90。画像はこちらで見られる。 落ち着いた良い展覧会だった。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2013-03-07 13:28
| 浮世絵
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