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旧新橋停車場のこの展示室にはパナソニック汐留ミュージアムに行く途中必ず寄ることにしている。前者の経営母体の不振が伝えられる中、この展示室は、経営母体の安定を反映して、無料で一般公開され続けていることはありがたい。
![]() 資料をキッチリと揃えたいかにも鉄道マンらしい展示は大変勉強になる。ジックリと拝見してきたが、このブログでは印象深かった点だけをメモとして残しておくこととする。 展示は、Ⅰ.北総の歴史、Ⅱ.江戸時代の旅、Ⅲ.近代・鉄道の旅 の3章立て。 Ⅰ.北総の歴史: ![]() 龍角寺自体も7世紀後半に創建された寺院で、現存する《薬師如来坐像》の頭部は白鳳仏であり、今回出展されている鐙瓦(↑右上)の文様とともに奈良・山田寺のものと類似しているところから、中央との深い関係が考えられている。また「加刀利」と書かれた文字瓦(↑右下)は香取神宮との関係も考えられる。 上記の龍角寺《薬師如来坐像》のパネル展示がなかったので、白鳳仏の代表である国宝《旧山田寺本尊・仏頭》興福寺蔵を真ん中に、千葉の白鳳仏・重文《薬師如来坐像》龍角寺蔵と東京の白鳳仏・重文《釈迦如来倚像》深大寺蔵の頭部画像を左右に配置した写真↓を載せておく。 ![]() これらの3像は、いずれも水野敬三郎著「日本仏像史」(美術出版社)に記載されており、天武・持統期における「天皇の仏教的権威による地方豪族層の掌握」を目的とした「白鳳寺院や白鳳仏の爆発的な全国的普及」という大きな流れの中にあるとされている。 Ⅱ.江戸時代の旅: 当時の成田街道の地図(↓)で示すように、その幹線は新宿(にいじゅく)⇒成田間の「佐倉道」(↓茶線)であるが、そこに達するには ①「元佐倉道」(↓緑あるいは黄線、両国橋あるいは吾妻橋⇒小岩・市川関所) ②「水戸佐倉道」(↓茶線、千住⇒新宿) ③「行徳船」(↓赤線、日本橋小網町⇒船橋) など複数のルートがあった。 ![]() ![]() ![]() 例えは、上野から成田行き直通列車(成田鉄道)の車内喫茶室↓では、ビール、ブランデー、ベルモット、コーヒー、紅茶、水菓子の販売に加えて、オルガンの使用を許可していたとのことである(参照↓)。 ![]() ・第二次成田山アクセス鉄道競争(大正15年~)=「京成電鉄成田線」 vs 「国鉄成田線」: スピードアップ競争によって、それまで一泊旅行圏だった成田山は日帰り旅行圏となり、参詣客は増えたが、旅館業者が大打撃を受けた。戦後、国鉄からJRになっても、京成との間では、東京への通勤客をめぐって競合が続いている。 ・第一次空港アクセス鉄道競争(昭和53年~)=「京成スカイライナー+バス」 vs 「国鉄成田線+バス」: いずれも便利なリムジンバスに負けて両者引き分け。 ・第二次空港アクセス鉄道競争(平成3年~)=「京成スカイライナー/エアポート特急」 vs 「JR成田エクスプレス」: 競争は現在も続いている。 「資料」としては、沢山の「成田山案内」、「成田山時刻表」、「成田山初詣切符」「行先案内板」「講社台帳」、「土産物」、「駅弁」などが出ており、鉄ちゃん・鉄子諸氏には垂涎のものが多いだろう。 私の最大のお気に入りは、↓の千葉駅名物・万葉軒やきはま弁当の《蛤型駅弁容器》。 ![]() 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2013-01-25 23:05
| 国内アート
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