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本日、2013年1月22日の再放送番組のメモ。これは2012年2月8日放送の番組であるが、見逃していたので、再放送もありがたい。監修は、府中市美術館の井出洋一郎館長。
![]() 番組では、その不思議さが生じる理由を以下のように分析していた。 1. ローンテニスのラケットを持った7人の見ている方向がばらばらである。この画が描かれた場所は、ホステというベルギー南部の山里で、実際に淡い景色ばかりであるが、この画がパステル画であるため、より神秘的に見える。 人が別な方向を向いているのは、世紀末社会における人間の多様性を表しているのではなく、これらの7人の人は同一人物なのである! モデルは、マルグリット・クノプフという名の画家の妹。画家が撮った写真↓が残っているので、それを参考にしたとのことである。 ![]() そうすると、この左端の妹だけが、描いた時点の実在で、その他は彼女の記憶に留められているさまざまな過去の姿なのである。 番組では、この肝心な点の説明が不明確だったように思う。 6歳違いのこの妹に対する画家の感情は特別なものだったようだ。画家は、妹が結婚した後も彼女をモデルとして描き続けたという。近親相姦的な愛着だったのかもしれない。 同じ画家が1896年に描いた《愛撫》↑という画も出てきた。 ![]() そうなると、オイディプスは画家自身ということになるのだろう。番組の説明は、この点についてもやや曖昧だったが、官能の誘惑に打ち克つ芸術家としての自分を描いたのではあるまいか。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2013-01-22 16:42
| 国外アート
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