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2012年5月の番組「超時空トラベル・春 京都に恋! 洛中洛外図」は、こちらにそのメモを残しておいたが、今朝見ると、この記事に昨晩の中にかなりの数のアクセスがあった。
もちろん昨晩の放映はその「秋の巻」。大分冷え込んできたので、「とら」はTV美術散歩に逃げ込んでいる。 「洛中洛外図屏風」(舟木本)↓に描かれた慶長年間の京都の町並みと現代の京都の市街を自由に往復しながら、京都観光をするという趣向は「春の巻」と同じ。 旅人が濱田岳、京都検定おやじが高橋克実という出演者も同じである。 今回の放映内容は、現在はこちらにも載っているが、いずれ消えてしまうのでメモを残しておく。 まずは、『東寺から北に「上り」ながら「天使」を探せ!』という命令を受けて、濱田の京都の旅は始まった。現在も「天使突抜二丁目」という住居表示が残っている。これは、「五条天神」が以前には「天使さま」と呼ばれていて、天使さまの通る路が「天使突抜」になったのだという。 番組中、「京都検定」が5問出ていた。 ・第1問: 町家で今も使われている、京都ならではの商いアイテムは? ・第2問: 京都ならではのお月見の楽しみは? ・第3問: 花街の提灯にあしらわれた“団子の文様”に秘められた物語は? ・第4問: 京の名水が生んだ極上の味とは? ・追加問題: 着物の「小袖」が元は白一色だった理由は? これらの解答(赤字)を挿入しつつ書いた「番組メモ」は以下のようである。 (左隻) 五条通 ・掛軸巻物屋↓: ここで濱田が拡げた軸に、高橋の「天使を探せ!」という指令が書かれている。 現在の店としては、松原商店街の紹介。ここは専門店の集まりだが、普段着の街と云われている。登場したのは、卵焼き専門店、川魚専門店、スーパー内の京野菜おかずコーナー(ここでは「おばんざい」とは云わないとのこと)。紹介されたのは、「にしんなす」、辛くない「万願寺唐辛子」、「九条ネギ」、「てっぱい=ぬた」など) (右隻)西本願寺 御影堂・阿弥陀堂 ・西本願寺: 寺脇の通りの人々や僧は提灯を持っている、すなわちこの辺りだけはすでに夜の景色。濱田は、その門から寺内に入り込むが、寺内では人々が空に浮かぶ満月を見上げている。 現在の和菓子屋の主人が出てきて、季節感を出す和菓子は、本来は「あつらえ=オートクチュール」だとのお言葉。 (左隻)二条城 ・葵の紋↓ (左隻)六角堂 京都は良い地下水に恵まれており沢山の井戸があった。茶道の三千家がこの地にあり、華道の「池の坊」が六角堂の宿坊の池に端を発しているのもこの地下水の豊かさによる。ちなみに、屏風の中の六角堂の傍では、スカウトされている若者が描かれている↓。さしずめ、現在の渋谷や原宿のギャルの如し。 (左隻) 五条通再訪 ・呉服屋↓↓: 尾形光琳の雁金屋↓の隣りの呉服屋に、濱田侵入。 この呉服屋で濱田が学んだことは、大袖=十二単衣のように袖が大きいもの、小袖=袖が小さいもの。銀杏・蜻蛉・紅葉・片輪車・芭蕉葉などいろいろな柄があること。現在も型染めで舟木本にある糸菊・紅葉などの柄が使われている。「吹き寄せ」とは、いろいろの季節柄を混ぜ合わせたもの。 (右隻)豊国定舞台 最後の質問は、大仏殿の裏手にある豊国定舞台↓で演じられている能を鑑賞している女性たちに浜田に次のように訊かせている。「着物の小袖が元は白一色だった理由は?」と。 「京都検定」の正解は、上記の赤字部分である。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2012-11-16 23:28
| 国内アート
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