記事ランキング
ブログパーツ
最新のトラックバック
外部リンク
以前の記事
2021年 01月 2020年 11月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 more... カテゴリ
全体
国外アート 西洋中世美術 ルネサンス バロック 印象派 印象派後期 現代アート(国外) 東洋アート 仏像 国内アート 江戸絵画(浮世絵以外) 浮世絵 近代日本美術 戦争画 現代アート(国内) アート一般 書籍 音楽 映画・写真 講演会 北海道の鈴 東北の鈴 関東の鈴 中部の鈴 関西の鈴 中四国の鈴 九州の鈴 ヨーロッパのベル アジアのベル アメリカのベル オーストラリアのベル 未分類 フォロー中のブログ
検索
その他のジャンル
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
浮世絵師・楊州周延の展覧会は、いままでに2回観ており、講演会も聴いたことがある。
①特別展 帰ってきた浮世絵 周延 @国際基督教大学博物館湯浅八郎記念館 ②生誕170年記念 楊洲周延展 @太田記念美術館 ③「楊州周延展」関連シンポジウム 「明治:近代性とノスタルジア」@国際基督教大学 そこで、今回はどうしようかと思っているうちに前期が終わってしまった。 たまたま昨日、お台場のTFTビルで用事があったので、帰りに立ち寄ることにした。行きは、いつものように有楽町線。「豊洲駅」に着くと、駅が様変わりしているのに驚いた。 「ゆりかもめ」に乗り換えて、「国際展示場正門」で下車。たまたま若い知人に会ったので、話しながら目的のビルに向かったが、いつものように南側の「東京ビッグサイト」のほうに足が向いていた。気付いてみると、目的のビルは駅の北側で、遠回りしてやっと着いた。 図録が出来ていたので、覗いてみたが、かなりの数の作品が載っている。今回の後期の出展数は31点のみだったので、前期にもう少し沢山出ていたのかもしれない。 展示内容は、明治28年の「千代田の大奥」シリーズが10点、明治30年の「千代田之御表」シリーズが4点、明治35‐36年の「江戸錦」シリーズが10点、明治22年の「江戸風俗十二ヶ月」シリーズ2点、明治31‐34年の「雪月花」シリーズ5点である。 以下、簡単に展示品の感想を述べる。 ・《千代田の大奥 お召しかへ》↓: 楊州周延自身は大奥の様子を見たこともなく、長島今四郎・太田贇雄「千代田城大奥」(明治25年6月刊)を参考にしたという。キャプションには、「9月9日には、お襠(打掛)の綸子・縮緬は白、間衣も白に変え、10月最初の亥の日から、間衣は赤にして、組白にする」と書いてあったが、これは分かる人には分かる説明。 ・《千代田の大奥 猿若狂言》↓ ・《江戸錦 三曲》: 再見。三味線・琴・笛の合奏。緑がかった銀色の簾屏風が絶品。 ・《江戸錦 夜桜》: これにも障子に映る人影。 ・《江戸錦 闇のほたる》: 遠景の橋の上に人影。 ・《江戸錦 読み物》: 教える年配の女性はメガネ。 ・《江戸錦 風俗十二ヶ月の内 十一月 猿若町顔見世積物之図》: 明年のラインナップの紹介。屋根には飾り、屋外には贔屓からの贈り物が山積み。 ・《江戸錦 風俗十二ヶ月の内 十二月 諸侯之奥年忘之図》: 室内の舞台で歌舞伎踊りを見物するセレブたち。彼女たちは年末でも忙しくない。 ・《雪月花 山家のつき》↓ ・楊州周延は越後・高田藩の江戸詰藩士の子。絵は15歳で国芳に絵を学び、1855年頃から三代代豊国につき、二代歌川芳鶴、一鶴斎と称する浮世絵師となった。その後、豊原国周門下に転じて、周延と号した。とにかく昨日は、豊洲駅、お台場、美術館のめまぐるしい変化に驚いた1日だった。うっかりしていると、この「平成維新?」に置いていかれそう。 美術館を出たところが、「豊洲二丁目」のバス停だったので、そこから新橋まで都バスに乗った。好天気の外の景色は素晴らしかった。調子にのって、新橋から渋谷までもバスで帰った。幸いエコノミー症候群にはならなかった。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2012-11-11 22:08
| 浮世絵
|
ファン申請 |
||