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小村雪岱の作品は大分見てきているので(↓の【別記】参照)、今回はパスしようかとも思ったが、彼の描く女性像の洗練された色っぽさにはまっているので、やはり見に行くことにしてしまった。↓左はチラシ、右はチケット。ほっそりとした雪岱美人にあわせて、チケットも縦長である。
![]() 第1章は、「泉鏡花との出会い-花咲く才能」で、二人が出会うきっかけとなった泉鏡花著「日本橋」以下沢山の書籍が出ていた。書籍は小ぶりのものが多いが、表紙だけでなく見返しにも載っている雪岱の絵は素晴らしいものである。 今回は昭和2年に設立された「九九九会」(会費百円を出すと一円おつりを出すという意味)のメンバー(泉鏡花、水上瀧太郎、里見弦、久保万太郎、鏑木清方、岡田三郎助、三宅正太郎、小村雪岱)が関わった書籍ばかりだったが、中では「泉鏡花著-小村雪岱装幀」のコンビものが他を圧して素晴らしいことに気付いた。 ↓は上述の「日本橋」の表紙、表見返し、裏見返しである。この物語は映画化されているが、こちらでそのストーリーを読むことができる。 ![]() ![]() ![]() 額装の《春昼》には、菜の花、蝶、祠が描かれ、軸装の《茄子》の女性は、茄子が描かれた着物に扇面散らしの帯の装いである。 《紅梅図着物》↓は、黒紋付で、鶯色の裾ぼかしの中に紅梅が描かれ、《紅梅図帯》には「鴛鴦や雪の柳をすらすらと」という泉鏡花の賛が入っていた。 ![]() ここにも沢山の書籍や雑誌が並んでいるが、対応した舞台装置原画も展示されていて楽しめた。一例をあげれば、↓は長谷川伸の戯曲「一本刀土俵入」とその舞台装置原画である。 ![]() ![]() ![]() 美術散歩 管理人 とら 【別記】 ・常設展 @埼玉県立近代美術館 2006.2 ・小村雪岱の江戸モダン @埼玉県立近代美術館 2008.2 ・山本武夫展-美人画と舞台芸術 @目黒区美術館 2008.2 ・誌上のユートピア展 @うらわ美術館 2008.5 ・田中屋コレクション 小村雪岱 X 岩崎勝平 @川越市立美術館 2009.1 ・近代の美人画―五葉から深水・雪岱まで @UKIYO-e TOKYO 2010.6 ・大正イマジュリーの世界 @松涛美術館 2010.12
by cardiacsurgery
| 2012-11-08 14:54
| 国内アート
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