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東京国立近代美術館は開館60周年を迎える今年、所蔵作品展は全面的なリニューアルの予定で、7月30日~10月15日のあいだ一時休みとなり、秋に新しく「MOMATコレクション」として生まれ変わる。
このリニューアル前の最後の所蔵作品展となる今回は、「特集:リニューアル、カウントダウン!」と題したテーマ展示となっていたが、今まであまり登場しなかったと思われる作品が多いことが目についた。 まずは戦争画の話題から。今回は2点であるが、両方とももの凄い画で、観客は必ず足を止めて見入っている。 まずは藤田嗣治の《ソロモン海域に於ける米兵の末路》から。画全体は、↓のように大きく暗い。 近寄ってみると、雄々しく立ち上がって闘う気持ちを示している米兵↓は1名だけで、他の米兵は、皆、来たるべき運命を甘受しているように描かれている↓↓。 もう一つの戦争画は、1944年ごろに橋本八百二が描いた《サイパン島大津部隊の奮戦》である。 この橋本が戦争画を描いていたことは、自分で戦争画美術展のリストを作ってみて初めて知り、2005年8月16日のHP記事「戦争画の本質」でも触れている。 しかし、彼の戦争画を見たのは今回が初めてである。その殺戮の場面の残虐性は、藤田嗣治の《サイパン島同胞臣節を完うす》を上回っている。これは闇夜のおどろおどろしい戦闘で、日本兵にも多くの死者が出たはずなのだが、日本兵の死者は一人も描くなという軍部の命令に従っている(参照)。 美術散歩 管理人 とら 【最後の所蔵作品展 @東京国立近代美術館 】 1.戦争画 2.油彩画 3.水彩画 4.版画 5.日本画 6.写真
by cardiacsurgery
| 2012-07-21 23:09
| 戦争画
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