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![]() 英泉の美人画で熱くなった観客を、その後の近代美人画につないで、冷静になった目で平成の街行く女性を眺めてもらおうという、千葉市美術館のもくろみである。 しかし、英泉約350点を見た後に、この所蔵作品展94点を見せるのは千葉流のシゴキ!でもある。 第1部 明治時代のおしゃれな女子たち: 女性が髪型を気にするのは、いつの時代も同じ。明治時代には、「婦人束髪会」というものが存在していたのですね。松齋吟光の《大日本束髪図解》や豊原国周の《婦人束髪会》の錦絵2点に目を丸くした。 ![]() 月岡芳年の《風俗三十二相》は、「はずかしさう」(←)と 「遊歩がしたさう」(→)。揚州周延の《浮世風俗当世振》は、「看護婦」(これはお気に入り)と「娘と猫」。山本昇雲の《今すがた》は「ゆり園」と「おどろき」。 第2部 瞳は語る-夢二式美人: 藤島武二の本の装幀や表紙、竹久夢二の画集は流して・・・と思ったのだが、↓の瞳に吸い寄せられた。 ![]() 第3部 大正時代の妖婦たち: ここは面白かった。石川秋穂の《花魁図》、横尾芳月《線香花火》、島成園《「夕霧阿波鳴渡」の夕霧》、三木翠山《新撰京都名所第一集 大文字夜の木屋町》など。 第4部 全部脱ぎました。 ![]() 石川寅治《裸女十種 青春》(←)、橋口五葉《浴後の女》 伊東深水《新美人十二すがた初夏の浴》、吉田博《鏡の前》、鳥居言人《髪梳き》(→)、小早川清《黒髪》の前で足を止めた。第5部 弾むカラダ・踊るカラダ ![]() ![]() 山村耕花《踊り 上海ニューカルトン所見》(←)は以前に見た。小早川清《ダンサー》(→)も再見。 いずれもいつまでも記憶に残る画である。 第6部 美人画 横尾芳月《阿蘭陀土産》↓や小早川清《赤いドレス》↓↓の美女たちは何度見ても良い。森広陵の《逍遥》は初見。これも良かった。 ![]() ![]() 目に留まったのは、蘭華《美人図》五月女《美人図》。その他はり版画ばかりで、ゲンナリしてきた。 第8部 モダンガールの光と影: 目に入ったのは、恩地孝四郎の《白亜(蘇州所見)》の半分だけ見える白い服。昭和15年の作品。恩地が徴用されていた時の作品。こうやって日本は戦争に突っ込んでいく。美人画を楽しめるのも平和であるからということで、この所蔵作品展は〆られた。 【参考】 ・カラーズ・色彩のよろこび展 @千葉市美術館 ・三都の女展(後期) @高崎市タワー美術館 ・大正シック @東京都庭園美術館 ・よみがえる浮世絵―うるわしき大正新版画展 @江戸東京博物館 ・鳥居言人 @よみがえる浮世絵ーうるわしき大正新版画展 ・木版画東西対決展ー仏教版画から現代まで @町田市立國際版画美術館 ・月岡芳年《風俗三十二相》 @東京国立博物館 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2012-06-15 11:18
| 国内アート
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